0052話『神通の献身』
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した。
犯人、見つけました。
という事態でした。
だけどその時の私はこの件は知りえなかったのでとにかく提督の回復のお世話をしないとと今晩は提督の献身をしていましょうという結論に至りました。
それで備え付けの電話で那珂ちゃんに連絡を入れて事の重大さを教えて、
『そっかぁ。うん、わかった。川内ちゃんの方は那珂ちゃんに任せて!』
「はい、お願いしますね那珂ちゃん」
『うん! 神通ちゃんも提督の面倒をお願いね!』
「はい」
『それじゃ深夜の夜更かしはアイドルのお肌に大敵なのでお休みなさーい。キャハッ☆』
そう言って那珂ちゃんは電話を切ってしまいました。
最後まで那珂ちゃんは自身のプライドを貫いていましたね。
那珂ちゃんが隊長を務めている第四水雷戦隊の皆さんのご苦労が滲み出てくるようですね。
とにかく提督のお世話をしませんと。
それで提督の衣服をすぐに寝室着に着替えさせてお布団をしっかりとかけてゆっくりと寝てもらいましょう。
…そうですね。
なにか身体にいいものを作るとしましょうか。
それで勝手ながらも提督の冷蔵庫に入っている食材を拝借させてもらいまして提督が元気になれるようにおかゆでも作りましょうか。
そうと決まりましたら話は早いです。
提督の安らかな寝息をバックに聞きながらも私は色々と身体にいいものを作っていきました。
意外にこういった事は間宮さんの間宮食堂で食事を摂っていますのでしていませんが腕が鈍っていなくてよかったですね。
それであらかた食事も作り上げて後は提督が起き出すまで寝かしておきましょう。
するとかすかに提督が寝言で「ずい、うん…うー…」と魘され始めました。
これはいけませんね。
それで私はタオルに水を浸して濡れタオルを用意して提督の額の汗を拭ってあげました。
「大丈夫ですよ…神通が提督の事をしっかりとお世話しますから今はゆっくりと眠ってください…」
しばらくして提督は寝息も落ち着いてきましたのでこれで一応は大丈夫でしょうという結論に至って、私も少し仮眠を取ろうと腰を上げようと思った時でした。
提督の手が私の裾を掴んでしまっていまして離れられなくなりました…。
それで仕方がなく私は提督の横で一緒に仮眠をとる事にしました。
こういう役得もありですよね。
そして私も少し眠くなりましたので仮眠をとる事にしました。
…うん? なんだ。昨晩の瑞雲談話を聞いて気が狂いそうになってしまい布団にすぐさまダイブした後は記憶がないのになにやらとても寝心地がいいな。
不思議に思った私は目を開けてみると寝る前までは川内に用意してもらった忍者装束を着ていたのに今ではいつもの寝間着を着ていて不思議に思って、ふと気配を感じたので顔を横に向けてみるとそこに
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