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提督はBarにいる。
『冷し』で暑さを乗り越えろ!・3
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だねを流し込んだら、茹で玉子を並べる。そうしたら残りの肉だねを流し込んでラップで包み込み、軽く押して空気を抜きつつ上を均したら冷蔵庫へ。肉だねに入ったゼラチンが冷えると固まってくれるので、これでも固まるんだよなコレが。後はしっかりと冷えて固まったのを確認したら、適当な厚さにカットして盛り付ければ完成だ。

「さぁ出来たぞ、『冷製ミートローフ』だ」

「うわぁ、なんかスゲーっす!シャレオツっす!」

「シャレオツってお前……まぁいいや」

 ミートローフという事で、冷たいと冷えたハンバーグの様なのではないか?と思うかも知れないが、ゼラチンで固まっている為、どちらかといえばテリーヌに近いイメージだろうか。なので冷たいままでもあまり抵抗なく食べられてしまう。

「ちょっと!私達には!?」

 そう噛みついて来たのは国後だ。

「だったら注文しろよ、作ってやるから」

「ならご飯物がいいわ!ササッと作れてすぐ食べられるヤツね!」

「へいへい」

 ならば材料さえ揃えれば1分で出来る「梅ツナ茶漬け」にするか。


《調理時間1分!梅ツナ茶漬け》

・ご飯:茶碗1杯分

・ツナ:大さじ1

・ネギ(みじん切り):大さじ1

・白ごま:小さじ1

・梅干し:1個

・冷たい麦茶:適量

・ゆかり:お好みで

 さぁ行くぞ。丼にご飯を盛り、ツナをご飯の上に散らす。ご飯の中心に梅干しを乗せて、ゴマとネギ、お好みでゆかりを散らしたらよく冷えた麦茶をぶっかければ出来上がり。かけるお茶は何でもいいんだが、俺が試した中では麦茶が香ばしくて一番美味かったかな?次点で烏龍茶。

「さぁ出来たぞ、『特製梅ツナ茶漬け』だ」

「ちょっと!適当過ぎない!?」

「まぁまぁ、美味けりゃ問題ないだろ?」

「美味しくなかったら許さないんだからね!?」

 国後はそう言いながら、梅干しを崩して全体と混ぜ合わせてズルズルと啜っている。その動きは止まる様子を見せず、一気に飲み干すように食べきっている。

「どうだった?」

 その食べっぷりから予想は付いているが、ニヤニヤ笑いながら聞いてみる。

「っさいわね、美味しかったわよ!何そのにやけ笑い!キモいんですけど!」

 ほぅ、まだまだ威勢の良さが残ってるな。ならもう少し訓練メニューを厳しくしてもよさそうだ。明日の朝にでも教官役の奴に連絡しておこう。
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