暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1711話
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していたように、コントロール出来るのなら臨機応変な対応も可能だ。
 ましてや、俺が期待しているのはあくまでもHLVやピースミリオンの護衛としてのMDなのだから、臨機応変な行動すら必要としない。
 それにいざ臨機応変な行動を必要とする場合、すぐ近くにHLVやピースミリオンがあるんだから、そちらでどうとでも指示は出せるだろうし。
 ……この辺りの感性が、W世界の人間とは違うんだろうな。
 どちらかと言えば、ガンダムやその関係者よりもロームフェラ財団の方に近いんだろう。
 まぁ、だからと言ってロームフェラ財団を助けるような真似はするつもりはないが。

『アクセル、お前も戦闘に参加した方がいいんじゃないか? 一応、シャドウミラーの代表なんだし』

 MDについて……より正確にはシャドウミラーの無人機について考えていた俺は、綾子の声で我に返る。
 その声に視線を戦場の方に向ければ、そこではデスサイズヘルがツインビームサイズを使ってMDを次から次にぶった切っており、アルトロンガンダムの方もツインビームグレイブでを使ってMDをゴミの山へと変えている。
 うん、正直なところ俺が手を出す必要があるか? と思ってしまうのだが……まぁ、シャドウミラーとして戦場に出ている以上、こうして黙って見ているだけという訳にもいかないだろう。

「そうだな、もう戦いの流れは決まったようなものだけど……俺ももう少し頑張ってくるか」

 左手にビームサーベルを持ちながら、俺はまだ無傷なMDの部隊を発見すると、そこに突っ込んでいくのだった。
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