ガンダムW
1711話
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戦力を有していたのに、そこに更に被害を減らすという名目でシャドウミラーが参戦したのだ。
俺がゼクスと戦ったり話したりしている間にも、戦いは進んでこういう結果をもたらしたとしても不思議ではない。
「シャドウミラー各機、状況を報告してくれ」
『こちら綾子、特に問題はない。MDの多くを撃破したわ』
『死神の方も同様だ』
『ふんっ、所詮人形如き……言うまでもないだろう』
『こちらサリィです。HLVは戦場を離脱、ステルスを展開している為に、敵に見つかってはいません』
分かってはいたが、どうやら全機無事らしい。
HLVの方が無事だというのも、助かったと言えるだろう。
……何しろ、ステルスと軽いマシンキャノン以外は武装ないしな。
もしトーラスにでも見つかって……ああ、でもMDなら意外と敵と認識しない可能性もあるのか?
その辺りがどうなるのかは分からないが、ともあれ有人機に見つかったりすれば間違いなく呆気なく撃破される。
一応装甲はガンダニュウム合金製なので、多少の攻撃は防げるが、それだって永遠にという訳じゃない。
特にトーラスの持つトーラスカノンはガンダニュウム合金を破壊出来る威力を持っているので、幾らガンダムの開発者達が協力して設計したHLVであっても、撃破される可能性は非常に高い。
そういう意味で、HLVの無事が確認出来たのは俺にとっても嬉しい事だった。
「よし、なら……そろそろ財団派の戦力も限界に近い。ここからは一気に押し込むぞ。……ただ、綾子。お前は悪いけど一応HLVの護衛に回ってくれ」
『あたしが? まぁ、それは別にいいけど』
本来ならデュオか五飛辺りを護衛に回せばいいんだろうが、この2人の場合はOZに対する敵愾心が強い。
なら、いっその事ここでそれを発散させておいた方がいいだろう。
「HLVの護衛か……MDを使えれば、便利なんだろうけどな」
『MDは所詮人形にすぎん!』
俺の呟きが聞こえていたのだろう。五飛が鋭く叫ぶのが聞こえてくる。
この辺り、シャドウミラーと……本物のシャドウミラーとは合いそうにないんだよな。
ホワイトスターの方のシャドウミラーは、主力としてメギロートやイルメヤ、バッタといった無人機を使っているし、それらを運用する母艦にしてもカトンボやヤンマといった無人艦を使っている。
もしホワイトスターと連絡を取ることが出来たとしても、五飛がその辺りの事情を知ると恐らく納得出来ないという事になりかねない。
……まぁ、その辺の心配はあくまでもホワイトスターと連絡が取れてからの話になるんだが。
「人形でも使い方次第なんだけどな」
五飛の言葉に、溜息を吐きながら小さく呟く。
実際、原作でもドロシーがゼロシステムを使ってMDを縦横無尽に動か
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