転生できないの?
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だった。
なにこの細胞核を取り出したようなステーキ。
「い、いただきます……」
「……」
母親に変なため息を吐かれたが、ステーキを木のナイフで切り分けて食べて驚く。
なんだか濃厚な野菜のうまみがじわっと口一杯に広がる。
「おいしい」
「あら、やっぱり好みは変わってないのね!」
いや、今好きになっただけだよ多分。
あっという間に平らげてよくわからないジュースを飲んでいるとふとシモが気になった。
「あの子が気になるの?」
「え、うん」
こういうところは違っていても母親か。
「グレンはそういう心の優しい子じゃなかったと思ったけれど、これもシモのおかげなのかしらね」
なんという親の評価だ。
心の優しくない子扱いか。
「いいわ、面倒見てあげなさい」
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