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木場きゅんに憑依した俺は皆に勘違いされながらも生きていく
イザイヤの宿命
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動いて、一撃で仕留めていき堕天使の羽を持つ少年。
人外を持ってすらバケモノと思える。
「黒い翼...だが堕天使と人間の子供など基本ヤツらが許すはずが......いや待てよ...確か昔に堕天使と人間の子供が......」
イザイヤの正体を掴むためにかなり昔に見た文献を思い出す。
その内容すらも殆ど覚えていないが、人間と堕天使の子供ができそれを処分に言ったと言う話だ。確か親が300人ほどいてその全員を処分したとか......
関係ないかと頭を横に降りイザイヤを見ると、突然苦しみだし片膝をつくと新たに翼が2つ生2対2の翼になる。
ありえないこんなスグに進化するなど......いや待てよそれは普通の堕天使の子供であればだ......もしそれが...
「そうか分かったぞ!!貴様の正体!貴様はアザ」
その中級天使の視界は半分に分かれる。切られたということにする気づくまもなく消えていく。
「ひぃ!」
「逃げろ!」
急いで空を飛んで逃げようとするが手元に作った2本の剣を投げ、その剣が突き刺さると身体が破壊され死ぬ。
それは一瞬の出来事だった。時間にして1分。
バルパーは聖剣を地面に落として驚く。
今の工程は目で見ていた限りはただ前に動いて切る。それの繰り返し。ただそれだけの動きで天使達を殺し尽くした...異常。異常以外の何物でもなかった。
それと同時に思った事もある。終わったのだと......
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禁手で堕天使となり天使達を瞬殺したイザイヤは、全滅を確認すると禁手を解く。
解いた瞬間身体中が痛み前に倒れる。それを瞬時に察しバルパーが受け止め地面に一緒に座る。
「終わったなイザイヤ」
「はい...やっとです......長かった...」
「そうだな...どうする合流地点まで送ろうか?」
「大丈夫ですよ、自分で歩けますから」
「しかし」
「大丈夫です。それよりバルパーさんは何をするんですかこの後?」
イザイヤの質問に今後何をしたいか考える。
そう言えば脱出させる事は決めていたが、それ以降は決めていなかったことに気づく。
自然と笑みが零れる。
こんなダメダメな作戦が通用した事。上手くいった事。何から何まで嬉しいことづくし。
その笑みに合わせるようにイザイヤも笑う。
2人は数分間もの間今までの苦労を労うように笑い合う。
笑い合いが終わるとポツリと呟く。
「教会に戻るよ」
「何でですか?」
「イザイヤ達のような子供がもう産まれないようにするためだな」
教会に戻ると言うことは周りから責められなど茨の道だ。そんな道をあえて進む...凄いと普通に思う。
なら全滅って話に
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