暁 〜小説投稿サイト〜
木場きゅんに憑依した俺は皆に勘違いされながらも生きていく
イザイヤの宿命
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動いて、一撃で仕留めていき堕天使の羽を持つ少年。

人外を持ってすらバケモノと思える。

「黒い翼...だが堕天使と人間の子供など基本ヤツらが許すはずが......いや待てよ...確か昔に堕天使と人間の子供が......」

イザイヤの正体を掴むためにかなり昔に見た文献を思い出す。

その内容すらも殆ど覚えていないが、人間と堕天使の子供ができそれを処分に言ったと言う話だ。確か親が300人ほどいてその全員を処分したとか......

関係ないかと頭を横に降りイザイヤを見ると、突然苦しみだし片膝をつくと新たに翼が2つ生2対2の翼になる。


ありえないこんなスグに進化するなど......いや待てよそれは普通の堕天使の子供であればだ......もしそれが...

「そうか分かったぞ!!貴様の正体!貴様はアザ」

その中級天使の視界は半分に分かれる。切られたということにする気づくまもなく消えていく。

「ひぃ!」
「逃げろ!」

急いで空を飛んで逃げようとするが手元に作った2本の剣を投げ、その剣が突き刺さると身体が破壊され死ぬ。


それは一瞬の出来事だった。時間にして1分。

バルパーは聖剣を地面に落として驚く。
今の工程は目で見ていた限りはただ前に動いて切る。それの繰り返し。ただそれだけの動きで天使達を殺し尽くした...異常。異常以外の何物でもなかった。


それと同時に思った事もある。終わったのだと......


▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

禁手で堕天使となり天使達を瞬殺したイザイヤは、全滅を確認すると禁手を解く。

解いた瞬間身体中が痛み前に倒れる。それを瞬時に察しバルパーが受け止め地面に一緒に座る。

「終わったなイザイヤ」
「はい...やっとです......長かった...」
「そうだな...どうする合流地点まで送ろうか?」
「大丈夫ですよ、自分で歩けますから」
「しかし」
「大丈夫です。それよりバルパーさんは何をするんですかこの後?」

イザイヤの質問に今後何をしたいか考える。

そう言えば脱出させる事は決めていたが、それ以降は決めていなかったことに気づく。

自然と笑みが零れる。

こんなダメダメな作戦が通用した事。上手くいった事。何から何まで嬉しいことづくし。

その笑みに合わせるようにイザイヤも笑う。


2人は数分間もの間今までの苦労を労うように笑い合う。


笑い合いが終わるとポツリと呟く。

「教会に戻るよ」
「何でですか?」
「イザイヤ達のような子供がもう産まれないようにするためだな」

教会に戻ると言うことは周りから責められなど茨の道だ。そんな道をあえて進む...凄いと普通に思う。

なら全滅って話に
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