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木場きゅんに憑依した俺は皆に勘違いされながらも生きていく
イザイヤの宿命
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て禁手化した時と同じ声が頭に響く。
それと何故かこの声を聞くと安心する。
諦める?仕方ないだろ...だってもう無理だ。身代わり人形も1個しかなかった。これ以上何をしろって言うだよ!
───立てそれがお前にできる事だ。
そんな力はない...それにもう疲れた。頑張っただろ俺!皆を助けるために動いた!それで充分だ!!2度目の人生もこれで終わりさいなら!
───本当にいいのか?
言いつってんだろ!!
───心からそう思っているか?
あぁ思ってるよ!
───最後に聞くぞ本当か?
...............嫌だ...また皆に会いたい。だってあんなに頑張れたのは、皆が好きになったから!だから頑張れたさ...けどもう無理だ...立ち上がれないよ。
───その言葉が聞けたのなら充分だ。貴様の枷を解こう...それにこんな堅苦しい言い方疲れるし。
帰れるのか?
───お前次第だよ...イザイヤ。頑張ってこい!
あぁ、任せろ!!絶対にみんなの所に帰る!
視界はまた光を拾い立ち上がる。
イザイヤが立ち上がった事に驚く。どう考えてもあの血の量は致死量のはず。なのに何故立ち上がれると...しかし次の瞬間には目を疑う事になる。
イザイヤの方からヒビが広がりそこから黒い靄が溢れ、背中で大きくなり続ける突起物により服が膨らみ、数秒もすれば破れさる。
妨害する物がなくなると、さらに大きく広がっていきそ、イザイヤの背中には
黒
(
・
)
い
(
・
)
翼
(
・
)
が生える。
その翼は天使達のもつ羽を黒く塗りつぶしたように全く同じ形をしている。それを見て中級天使を驚愕の声をあげる。
「何故堕天使の翼を持っている!何故だ!」
その質問にイザイヤは答えることはせずに、手元に1本の剣を握る。
その剣は全てが同じ黒で作られていて形も歪、剣とすら呼んでいいものか分からない。しかしその剣にはたっぷりとイザイヤから溢れる黒い靄が付いていて、明らかに危険だ。
だからこそバレないように逃げようとしたが、ハイライトの消えたイザイヤの瞳から逃げる事はできない。
後ろにちょっとずつ下がっていた天使は小石に躓き転ぶ。痛!と思ったが今はイザイヤがいた事を思い出し前を向くと、すぐ目の前で剣を振り上げていた。
「は?」
その剣が振り下ろされ切られた天使は身体全体が粒子レベルまで破壊され死ぬ。
その光景を見たもう1人の天使は自分も殺されると、振り返って逃げようとする。
それを止めようと中級天使は声をかけようとするが、すぐにその相手は目の前で消える。
何が起きているのか理解ができない。
中級天使ですら目で追えない速度で
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