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木場きゅんに憑依した俺は皆に勘違いされながらも生きていく
原作とは何だったのか
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を警戒するが、イザイヤは上空に飛んでいるので気づかれず、3匹の犬の頭と胴体に剣を投擲し針山状態にする。
残った2匹はイザイヤの着地の瞬間を狙って噛みつきに行くが、手に持っていた剣が羽のような形状になり、リーチが長くなったので呆気なく水平に真っ二つになる。
「ふぅ...」
イザイヤは手に持った剣を消すと、額から流れる汗を服の胸元の部分で拭うと、その場に倒れるように座る。
「上達したようだな。まさか、本当に100匹倒すとわ」
「けど疲れましたよ、ははは」
イザイヤの周りには色んな殺され方をした犬の死骸が転がっている。
その殺しをしたのは全てイザイヤだ。
そして、この魔犬達は何なのかと言うとバルパーの魔力で作っている人工魔獣だ。
これは神滅具の一つにある
魔獣創造
(
アナイアレイション・メーカー
)
を参考に作り出した、バルパーオリジナルの魔術だ。
だが、その魔術はかなりの失敗作で、指定した場所でしか使えず準備に2年かかる。なので今までストレス解消程度にしか使ってこなかった。
この場所もそのために作ったのだ。なのに何故そこにイザイヤがいるのか、それはバルパーが原作のような極悪人ではなかったからだ。
「どうでした皆は?」
「イザイヤの事を心配していたよ。まぁ、あんな危険な事をしようとするとは、頭が痛いがね」
「確かに...けど、いい出会いもありましたよバルパーさん」
「そうだな、私達は共犯者だなイザイヤ」
バルパーは地べたに座っているイザイヤに手を伸ばし、手を掴むと思いっきり持ち上げる。立ち上がると尻の土埃を払い、剣を作ってバルパーを見つめる。
ふむと頷くと地面に突き刺さっている魔剣を引き抜き、イザイヤに構える。
そして、イザイヤは地面を思いっきり蹴り二本の剣をバルパーに振り下ろす。
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戦いの少し前、バルパーに見つかった直後の時。
見つかった時はオワタと思っていたが、今は何故か椅子に座り紅茶を出されている。
出された紅茶を警戒することなく口をつける。
「毒を警戒しないのか?」
「見つかった時点でアウトですよ?今更警戒しても」
「そうだな......それでどこまで私の独り言を聞いた?」
しっかり聞き取れたのは「私のせいだな......イザイヤ」だと言い、何がバルパーさんのせいなのか聞く。
そうすると上を見上げ手で頭を抑える。
数秒そうしていると、ため息を吐きながらイザイヤの方を向き答える。
「それはな君達を指名したのは私だからだ」
「指名?」
「あぁそうだ、だがあの時はこんな事になるなんて思っていなかった」
そう言って机の引き出しの中にある紙をイ
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