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木場きゅんに憑依した俺は皆に勘違いされながらも生きていく
イザイヤ初めての危機
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る。
パンを三つ瞬時に食べ終えると、この部屋に備え付けの水をまたペットボトル1本分程、飲み干しやっと会話が出来るほど余裕が出る。
「はは、えっと久しぶりかな?」
「「「いざにぃぃぃ!!!」」」
子供達皆は涙を大量に流しながらイザイヤに飛びつく。
飛びついてきた子供達の頭を撫でると、安心したような表情になる。結局みんなを相手してたら数分がかかった。
やっと解放されると虞淵が目に入りそちらに向かう。
「僕はどれ程閉じ込められてました?」
「そうだな...2日だな」
「2日......一週間ぐらいいたような気がしてたけど......勘違いか...」
思ったより短かった事に驚きつつ、虞淵の周りを見ると数名の女子が集まっていた。
「もしかして...彼女?」
「ふははは!違う違う。これは脱出のために集まってるだけだよ」
あまり外に漏れたくないのか、イザイヤの耳元でつぶやくように言う。
脱出だと!何たる事か!!まさか脱出の話が出ているとは!
衝撃を受けていると、虞淵と同じぐらいの歳で金髪のヨーロッパ風の女性が前に出て手を前に出してくる。
「あの時は琴音を助けていただき、ありがとうございました。私の名前はシェルです。以後お見知りおきを」
「琴音さんですか?」
「そう言えばまだ自己紹介してませんでしたね」
握手を交わして聞くと軽くふふふと笑い、背後に隠れていた女子を前に出す。
その子はあの時塀から落ちた少女で、髪は黒で見慣れた日本人顔だ。
「あの......の...と、時は」
「イザイヤです宜しくね」
「はぅ......」
何故か頬を赤めた少女に首を傾げると、双子の姉妹が抱きついてくる。
「うわっ、」
「いい人いい人!!」
「この人いい人!!!」
元気がいいなと思いながら、落ちると危ないので降ろすと突然手を上にあげ名前を名乗る。
「私がレン」
「私がリン」
「「二人合わせて魔法少女プリキュア!」」
「えっと......プリキュアさん?」
「リン!」
「レン!」
「あぁそっちなのね。リンちゃんレンちゃん、イザイヤです宜しくね」
イザイヤが手を差し出すと、2人とも別々の手を掴み、握手みたいな事をする。
その光景が可愛くて少し笑うと、笑った笑ったと声を上げ踊り始める。
和んでいるイザイヤに虞淵が近づき、今の現状を話す。
琴音が塀を登りかけたところで見た光景は、言われてきた事とは違い森などなく、さらに大きな塀に囲まれていた。
その事からここがただの施設ではないと気づき、ある程度成長している者達で集まり情報を集めている。
原作との食い違いがある事に気づき、首を傾げていると突然天井から、1人の
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