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木場きゅんに憑依した俺は皆に勘違いされながらも生きていく
投影開始って誰しも1回やるよね
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いるので、あらかた洗うと湯船に入る。
その湯船の暖かさから自然と声が漏れる。
「「ふぅぁぁ...」」
その声は隣の人と被ったようだ。
誰がいるのか見るとそこに居たのは、数少ない日本人で綺麗な黒髪、ぷっくりとしていて食べたいぐらい美味しそうな唇をしている、告白して無理やりベッドに押し倒して、野獣のように食ってやりたいと思う程可愛い、だが男だ。もう1度言おうだが男だ。
「気持ちいいかい?」
「う、うん......」
胸をタオルで隠す様はまるで女そのものの、声も高いし見た目も女っぽい......可愛いな」
「ひぇぁ!あの、その」
しまった心の声が漏れてた。しっけいしっけい。
うん男の子に可愛いは失礼だね。
「結婚しよ奏汰」
「あうぁあぃあ」
奏汰の細い右手を包み込むように掴んで告白すると、あまりの衝撃に顔が一瞬で真っ赤になり、頭から大量の煙が立ち上る。
そのままでいると卒倒して溺れそうなので、手を離して冗談って言うと、いつも通り少しだけ頬を膨らませ湯船に口元を沈ませる。
「イザイヤさえ良ければ...別に良いのに...」
「何か言った?」
「
ププププププ
(
なんでもない
)
」
湯船につけた口元から大量に空気を吐いて、ぶくぶくと泡立てながら返事をする。
何で拗ねてるのか分からなくて頭を傾げていると、入浴時間終了のチャイムがなり皆湯船から出ると、寝巻きの新しい服へと着替える。
男子の入浴時間が終わると次は女子で、就寝時間こ9時まで娯楽物が沢山ある一室へと集められる。
丁度子供達もファミコンやサターンで遊んでいるので、今の状況の整理をする。
まず5歳以下の子供達は男女合わせて22人いる。
そして、6歳以上は男子が3人で女子が5人だ。
男子のメンツはイザイヤと虞淵と奏汰だ。
女子とはあんまり関わりがないので、名前が不明だ。だが、脱出をする前までにはある程度、コミュニケーションを取っとかないとまずい。
次に現状の戦力について、これは俺しか戦える者はいない。そもそも神器を持ってるのが俺だけなので、そこは仕方がない。
最後はどう処分を回避して逃げるか。
基本的にこういう場合は逃げるかルートを見つけるのが定番なのだが、ここ一体は森で通称迷いの森と言われる程複雑な森だ。
そんな場所の抜け道など見つけることなど出来なく、進展なしそれに処分の際に放たれる毒は、俺の神器の成長にかかっている。
結論あんまり進んでいない。
「はぁ......どうするかな」
「どうしたの?」
「少しね」
「ほほぅ......恋の悩みか?」
「恋......もしかして僕と...」
「違うよ。何て言うのかな、この先のこと
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