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仮面ライダー列伝
最初の変身!救世主は高校生?(5)

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「オリジナルじゃないけど怪物だって何度か倒してるし桐谷さんに寄り付く男どもだって一撃で倒せるし。強いよ俺」



「は、はぁ…」


男子生徒の勢いにどうやら零は戸惑っているようだった。ここまでの男子生徒のアプローチはなかなかない。




「あのー!すいませーん!!」



「え?」

「は?」



するとそこに現れたのは敦志だった。手を振って満面の笑みで掛けてきた。その登場に零は目を丸く、男子生徒は嫌悪感を抱いていた。




「今日転校してきたんですけど職員室の場所分からないんで案内してもらってもいいっすか?」



「は?転校生?」


「………」



嫌悪感を表に出してる男子生徒に対して敦志は臆せず満面の笑み。そんな中、零は黙ってこの状況に身を任せていた。




「ここ入ってすぐだよ。今忙しいんだからはやく行けって」



「そんな冷たい事言わないでくださいよ〜!この学校広いし迷子なりますって!」




冗談言わないでと言わんばかり。男子生徒が何度あしらおうと敦志も引く事はなかった。




「よろしければ私が案内しますか?」


「え?」


「ホントっすか!いや助かる」



本当に困っていると感じた零は敦志に救いの手を差し伸べる。同時に、この場を切り抜けるチャンスだと思った。敦志本人も目つきの悪いイキリ男子生徒より大和撫子な女子高生に案内してもらった方がいい。



「ちょっと待ってよ!まだ…」


「お返事は先ほども仰ったように私あなたの事よく知りません。なのでお友達から始めましょう。ホームルームが始まりますので失礼しますね。行きましょうか」




零は男子生徒に頭を下げて敦志を連れて学校内へと入って行った。






「なんなんだよアイツ。…クッソ」


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