??15話 染岡の必殺技と豪炎寺の入部
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!」
「……そこまで言われると何だかむず痒いな。まあ、今のところ考えているのは──────」
音無に褒められた廣川は?を掻きながら今考案した必殺タクティクスについて話し始めた。そして廣川は話し終える。
「──────って言うのが今考案した必殺タクティクスなんだ」
「それいいですね! 尾刈斗中の試合で使いましょうよ!!」
「いや、流石に無理だ……この必殺タクティクスは考案中で、これを具体的な形にするのにも練習が必要になる。今の俺たちじゃどんなに短くても……ひと月以上は掛かるな」
「……そうなんですか」
廣川の言葉に音無は納得した。廣川と音無がそんな話をしている時、染岡がシュートを撃つ。
「(豪炎寺には絶対負けない!)うおおおお!!!」
染岡は叫ぶながら右脚を一回転して青いパワーをボールに集中させると、背後に一頭の龍が出現した。そして染岡は円堂に向かってシュートを放った。染岡の必殺シュートに円堂は反応が出来ず、そのままゴールへと突き刺さった。
「はぁはぁはぁ……」
「あっ……」
「すっげー……」
「今までのシュートとはまるで違う……」
「今なんかドラゴンがガァーッと吠えたような……」
「僕もそんな感じがしましたよ……」
染岡の必殺シュートに栗松と風丸、半田、少林寺は驚いていた。そのシュートを撃った染岡は、必殺シュートが出来たことに驚愕な表情を浮かべている。
「……………」
「染岡ぁ! スッゲーシュートだったな!!」
「これだ……これが俺のシュートだ!!!」
「ああ! やったな!!」
染岡は必殺シュートが出来たことに喜び、円堂は染岡の右肩に手を置きながら声を上げた。そして染岡を中心に全員で盛り上がり、必殺シュートの技名を決めていた。そんな時、そこに1人の男──豪炎寺が歩いてきた。豪炎寺を見た円堂と廣川は呟く。
「あっ……」
「豪炎寺……」
「ああっ!」
「何?」
豪炎寺が来たことに宍戸は笑みの表情を浮かべ、染岡は敵対丸出しで睨んでいた。豪炎寺は目を閉じながら円堂達のところまで歩いてくる。そして──
「円堂、廣川……俺、やるよ」
豪炎寺は目を開いて静かに強く言った。それを聞いた円堂は笑みを浮かべて喜ぶ。
「豪炎寺!!」
「「「「やったー!!」」」」
円堂に続き壁山と栗松、宍戸、少林寺の1年生達も笑みを浮かべて喜んだ。他の皆も喜んでいるが、染岡だけ喜んでなかった。その後再び練習が始まったが、豪炎寺は着るユニフォームが無かったため見てくれることとなった。豪炎寺が練習を見ている中、廣川は豪炎寺に声を掛ける。
「豪炎寺……本当に良いのか?」
「ああ……俺は勘違いをしていた。サッカーを止めることが夕香へのせめてもの罪滅ぼしだと思っていたが……俺がサ
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