暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic33これからの八神家〜His case〜
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聴いていないぞ」

「いやだってお前居なかったし」

「メールがあるだろ。くれ」

危うくこのイベントを逃すところだった。文句を返すとヴィータから「こっちはこっちで忙しいんだよ、事後処理とかでな」ムスッとした口調でそう返された。プライソン一派はほぼ全員が死亡した。しかも訳の判らない暗殺者によって。さらに加えて本局の上層部が犯罪者と通じ、しかも自殺・逮捕となれば、管理世界からの大バッシングは当たり前だった。その対応にも忙しいしな〜。

「アイリも備品整理とかで忙しかったからね。ごめんね、ルシル」

言外に疲れたと溜息を漏らすヴィータとしょんぼりするアイリ。仕事量が半端なく増えたことは知っているから、「すまん」こちらが謝ってしまう。そんなところに「お待たせや、ルシル君」はやてと、「おまたせ〜」フォルセティが帰って来た。

「ありがとう、2人とも」

俺の右隣にフォルセティが座り、あの子の右隣にはやてが座る構図になるが、はやてだけは座ることなく、アリサ、すずか、なのは、フェイト、ヴィヴィオの着いているテーブルと、スバル、ティアナ、エリオ、キャロ、ギンガの着いているテーブルの間に向かった。

「ではこれより、本日までお世話になったすずかちゃん、アリサちゃん、ギンガの送別会を始めます! 長々と挨拶をするとせっかくの料理も冷めるし、ささっと終わらせます。ではすずかちゃん、アリサちゃん、ギンガ、お疲れ様でした!」

はやての音頭に合わせて「お疲れ様でした〜!」と続く六課メンバー。それからこれまでの忙しさ、これから待ち受ける忙しさを忘れるかのように和気あいあいと喋りながら、短い期間ながら世話になったアリサとすずかとギンガに感謝をした。あの3人には本当に助けられたからな。本当に味方として居てくれてよかったよ。

「なあなあ、ルシル君」

フォルセティとヴィヴィオがお互いに「あーん♪」としているのを微笑ましく眺めていると、なのは達と談笑していた「はやて」が近付いてきた。

「ちょう相談なんやけどな、その・・・あんな・・・」

六課の部隊長としてのはやてらしくない言い淀み。だからと言って急かすことなく、その先を黙って待つ。すぐにはやては意を決したかのように頷き、何故か俺の左隣へと移動して来た。そして「フォルセティ、楽しそうやな」と、俺と同じあの子たちを見て小さく笑い声を上げた。

「ああ。本当に兄妹のようだ」

「そやね〜・・・。ルシル君。フォルセティはもう養子として八神家に引き取って、名前も八神フォルセティになってる。もちろん住む家は私らの家や」

「? あー、うん、そうだな」

「前にもちょろっと相談したけど、改めて・・・。ルシル君。一緒に暮らさへん? 私が養母、ルシル君が養父やし、子供のフォルセティの事を考
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