暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic33これからの八神家〜His case〜
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“レリック”ウェポンとしてプライソンに施術を受けていたが、今日までの精密検査の結果、ヴィヴィオと揃って問題無しと診断を受けた。俺と戦っている最中の記憶は薄ら残っているようで、最初の頃はずっと謝ってばかりだった。

「おかえり〜!」

俺はその場に屈んだうえで両腕を広げ、飛び付いてきたあの子を受け止め「ただいま!」と挨拶を返す。あの子を抱えたまま立ち上り・・・

「ただいま、はやて」

「おかえり、ルシル君♪」

フォルセティに遅れてやって来たはやてと挨拶を交わす。六課課長としての立場から考えれば、この時間帯はまだ忙しいはずなんだが。とりあえず、「パパ、ごはん〜」と腹を鳴らしたフォルセティの言うように食堂へ向かう。俺とはやてとフォルセティは横に並んで手を繋ぎながら食堂へ入ると・・・

「おー、帰ってきたな」

「おっ帰り〜?」

ヴィータとアイリから挨拶を貰った。それにシグナムとシャマルとザフィーラも2つのテーブルに着いていて、周りにはなのは達みんなも揃っていた。この早い時間帯で勢揃いは本当に珍しい。なのは達からも「おかえり〜♪」の挨拶を受け、「ただいま!」と返していく。

「パパ、こっちっこっち♪」

フォルセティに手を引っ張られて着いたテーブル。そこははやてとヴィータとリインの3人と同じテーブルだ。それにしても結構な御馳走がそれぞれのテーブルの上に置かれている。はやてが「飲み物取って来るな〜♪」と受け取りカウンターに向かうと、「ぼくも〜」フォルセティも付いて行った。

「ありがとう。・・・なあ、アイリ、ヴィータ」

「な〜に?」

「んあ? なんだよルシル」

調査官は本来、出向先の部隊に知人・友人・家族が居ても他人行儀で接しないといけないとされている。公私混同が絶対に許されない役職だからだ。が、俺は今回だけは特別に普段通りに振舞うことを許された。それもフォルセティの情操教育云々からだ。さすがに養子として引き取られ、俺とはやてが両親となっている今、演技とは言え目の前で冷めた関係を見せるわけにはいかないしな。

「(調査部長にもちゃんと許可を貰ったし。あの子に淋しい思いをさせずに済みそうだ・・・)今日は随分とメンツが揃っているな。しかも料理も豪勢だ。何かの祝い事か?」

今日が何か特別な日だったかと思考を巡らせるが、特にそう言った日じゃないと頷く。六課が担っている役割からしていつ出動が掛かるか判らないということで、特定の誰かの誕生日の祝いはしない事にしているから、バースデーパーティじゃないのは確かだ。

「あー、そっか。お前朝から居なかったしな。六課に出向してたアリサとすずかとギンガが古巣に帰るんだよ明日」

「うん。だから今日は送別会ってわけだね」

「はあ? 待て、そんな大事な話
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