暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1710話
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き残っており、その財団派に対しての最終攻撃がこうして行われている。
 もしかしたらエピオンが出て来てもおかしくはないのかも? と一瞬思ったものの、結果として出て来たのはトールギスUだった訳だ。
 まだエピオンが完成していないのか、それとも単純にゼクスがエピオンを完成させたトレーズと接触していないのか。
 その辺りの事情は分からないが、それでも俺がやるべき事は変わらない。

「1対1の決闘か? それとも、部隊を率いての戦いか?」

 そう、ゼクスに尋ねる。
 正直なところ、どちらでも俺の方が有利なのは明らかだ。
 そもそもの話、1対1であればウイングゼロとトールギスUの戦いとなる。
 トールギスUとウイングゼロでは、性能が圧倒的に違う。
 そもそも、トールギスUという名前がついてはいるのだが、その性能は基本的にトールギスとそう大差あるものではない。
 いや、寧ろ俺が使うためにスーパーバーニアを強化し、関節部分にガンダニュウム合金を使用し、マシンキャノンを追加したという事を考えれば、ぶっちゃけトールギスよりも性能的な面では下だろう。
 かといって、部隊を率いての戦いとなれば……俺が率いるのは、ガンダムが2機にトールギス。
 向こうはトールギスUとトーラス。
 数で言えば圧倒的に向こうが上だが、性能とパイロットの平均的な操縦技術という面で考えれば、圧倒的にこっちが上だ。
 さて、ゼクスは……OZを代表するエースパイロット、ライトニング・カウントはどう答える?
 そんな俺の期待に応えるかのように、ゼクスは叫ぶ。

『勿論、1対1の決闘だ!』

 その言葉と共に、トールギスUはスーパーバーニアを全開にして、こちらとの距離を縮めてくるのだった。
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