ガンダムW
1710話
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所属している訳ではない』
映像モニタに映し出されたのは、予想通りにゼクスの姿。
……いや、いつの間にか仮面を外しているのを見る限り、既にゼクス・マーキスではなく、ミリアルド・ピースクラフトとして動いているのか?
サンクキングダムが復興しているのを思えば、ピースクラフトの名前を名乗ったりはしないと思うんだが。
「なら、どんな意図があって俺に攻撃してきた?」
『決まっている。アクセル・アルマー、ここで私との決着を付けて貰う!』
だろうな。
それが俺の正直な気持ちだった。
原作ではヒイロに強烈なライバル心を抱き、最終的にはOZから追われる事になってまで、ゼクスはヒイロとの決着に拘った。
勿論この世界でも、最初……オペレーション・メテオが行われた時にはヒイロとゼクスは戦った。
だが、そこからシャドウミラーが……そして俺が介入した為に、本来の歴史とは全く異なる歴史を辿ったのだ。
結果として、ゼクスのライバル心は俺に向いた。
向いたのはいいのだが、本来ならゼクスが乗るトールギスは俺が前もって盗み出し、愛機としていた。
だからこそ、以前ゼクスが俺と戦った時にはリーオーで挑んできたのだが、結果として機体性能でもパイロットの技術でもこっちが圧倒している以上、こっちが圧倒した。
……その時はノインの力を借りて捕虜の身から脱したのだが。
そして宇宙で再度ゼクスと遭遇した時には、トールギスUを愛機としていた。
だが、当時はとてもではないが邪魔者がいない状況で戦いが出来るような場ではなかった。
ピースミリオンが人質に取られているような状態だったし。
結果として、結局戦わずにその場から去っていった。
もっとも、俺と戦うという意味ではゼクス本人は気が付いていないが、バルジの件でサラマンダーに乗ってる時に戦ってるんだがな。
あの時破壊された腕の部位は、今はもう完全に直っている。
いや、あの戦いからそれなりに時間も経過してるし、そう考えれば修理されていてもおかしくはないんだろうが。
ともあれ、俺との決着を付けられるように狙っていたゼクスだったが、宇宙ではOZがトレーズ派と財団派に別れ、更には財団派はバートン財団と手を組み、それどころではなくなった。
OZ同士の戦いだったり、財団連合がトレーズ派――正確にはエンデュミオンの鷹――に負けたりと、ゼクスの望むような戦いは全く出来なくなってしまう。
……だからといって、財団派との最終決戦と言ってもいいこの戦いで姿を現すとは思わなかったのだが。
ああ、でもそう言えばゼクスの機体はエピオンじゃないんだな。
原作だとトレーズ派の本拠地たるルクセンブルクが財団派によって攻撃された時は、もうエピオンがあったんだが。
この世界ではトレーズ派はまだ生
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