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転生とらぶる
ガンダムW
1710話
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 ……それが出来ない辺り、成り行きで財団派に残ったという者が多いのだろう。
 レーダーを使い、攻撃範囲に味方機――シャドウミラー、連合含め――いないのを確認し、ツインバスターライフルのトリガーを引く。
 威力が強いと、それこそ財団派の背後にあるだろう街とか自然とかに被害が出るので、威力を抑え……それと同時にツインバスターライフルのエネルギー消費も抑えつつ、財団派の戦力を減らしていく。

『シャドウミラーに負けるな! この戦いは連合軍の戦いだ! 勝利を決めるのは、我等連合軍の戦力でなければならん! 皆、撃てぇっ!』

 オープンチャンネルにて聞こえてくるのは、連合軍の指揮官か。
 全軍の指揮官なのか、それとも一部隊の指揮官なのか。
 その辺は分からないが、それでも連合軍の方でも士気が高まっているというのは、俺達にとっても悪い話ではない。
 今の通信の部隊の攻撃なのだろう。MD部隊に集中して弾幕が放たれる。
 これは……トラゴスの攻撃か。
 となると、さっきの通信はトラゴス部隊か。
 MDの技術という面では、どうしても連合軍よりも財団派の方が上だ。
 ツバロフがいなくなっても、キャンサーやパイシーズをMDに出来るだけの技術力は保持しているのだから。
 いや、単純にツバロフがその辺もきちんと用意してあったという可能性はあるか?
 ともあれ、技術を完全に解析したのならともかく、まだそれが出来ていない今の連合軍に出来るのは、MDとして使えるトーラスを量産するくらいだろう。
 つまり、トラゴスやエアリーズのような機体は、有人機として動かすしかない訳だ。
 その結果が、今のトラゴスの一斉射撃と思われる攻撃だろう。
 一斉に放たれた砲弾は、MDのトーラスにも回避先を与えずに次々と撃破していく。

『へぇ』

 感心したような、デュオの呟き。
 今の一撃を見ていたのだろう。
 もっとも、感心の声を上げながらも、デスサイズヘルの動きは止まることがない。
 次々にツインビームサイズを振るっては、MDを撃破していく。
 アルトロンガンダム、そしてトールギスもMDの中で縦横無尽に戦っていた。
 元々砲撃戦用のMSだけに、トーラスは懐に飛び込まれるとどうしても弱い。
 一応肘を使っての格闘はプログラムに含まれているようだが……MDであっても、近接戦闘になれば、有人機に負ける事も多い。
 ツバロフも、ビームサーベルを装備させるくらいの改良はすれば良かったのにな。
 この辺り、シャドウミラーで使っているヒルデのトーラスは、原作でカトルが使っていたトーラスのようにビームサーベルが使用可能になってるんだが。
 今のようにガンダムの開発者達が来る前……それこそ連合軍の整備員達がやってくれた改造なのだから、連合軍よりも高い技術力を持
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