??14話 染岡の気持ち
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
。廣川とは違う感じの安心感だった。1年があいつ呼んでくれってのも分かる。廣川は作戦や指揮を信じて動けば上手くいくって感じの安心感。だけど豪炎寺はいれば必ず点をとってくれるっていう安心感だ。廣川の時は作戦や指揮が上手くいった感じだったが……豪炎寺が点を決めた時、あれが俺だったらなってさ」
「そっか……」
「……豪炎寺には負けたくない。あんなシュート撃てるようになりたいんだ」
「染岡の必殺シュートか……」
染岡の言葉を聞いた廣川はそう呟いた。円堂は立ち上がり染岡に声を掛ける。
「よし! お前のシュート、完成させようぜ! そいつで尾刈斗中に勝つんだ!!」
「無理だよ。試合まであと何日あるだと思ってんだ……」
「だから頑張るんじゃないか!」
呆れる染岡に円堂は染岡の右肩に手を置きながら言った。それを聞いた染岡は自信なさそうに言う。
「……お、おい。口で言うのなんて簡単だけどさ……」
「俺もシュート技を持ってるんだぞ。染岡に出来ないわけがないぞ」
自信なさそうな染岡に、廣川は染岡の左肩に手を置きながら言った。それでも自信が無いようで渋る染岡。そんな染岡に円堂は背中を叩いて言い切る。
「豪炎寺になろうとするなよ。お前は染岡竜吾だ。お前は、お前のサッカーがあるだろ? もっと自分に自信を持てよ!!」
「俺のサッカーか……ふっ、よぉし! やってやろうじゃねぇか!! 俺のサッカー! 俺のシュート!!」
「その粋だ、染岡」
自信を持った染岡に廣川も立ち上がって言った。そしてまた特訓を始める……染岡の必殺シュートを完成させるために………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ