??11話 VS帝国学園 炎と決着
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影山は豪炎寺を見た後、ベンチにいる廣川を見ながら不敵な笑みを浮かべた。瞬間、審判のホイッスルが鳴り響いた。
「たった今帝国学園から放棄の申し出があり、ゲームはここで終了!」
『なんと帝国学園、試合を放棄! 結果は3-3の同点!! 我らが雷門イレブン、あの帝国学園相手に引き分けをもぎ取りました───!! そして今回試合で負ければ雷門中サッカー部は廃部……ですが! 今回の試合は引き分けです!! 負けてもいません!! つまり雷門中サッカー部は存続です!!』
「円堂守と廣川駿吾か……思わぬ収穫があったな」
鬼道は黒い乗り物の中に入る瞬間、そう呟いた。そして黒い乗り物は雷門中から去っていった。角田の実況が終わり、雷門中は歓声に包まれる。
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試合後、円堂達は豪炎寺と話している。
「よく来てくれたな、豪炎寺! これで新生雷門サッカー部の誕生だ! 豪炎寺、これからも一緒にやっていこう……」
「……………」
円堂が言い終える前に豪炎寺はユニフォームを脱ぎ、円堂に手渡した。円堂はいきなりユニフォームを手渡ししてきたことに少し驚く。
「ん……?」
「……今回限りだ」
そう言って豪炎寺は去って行った。円堂と廣川は去って行った豪炎寺に感謝を言う。
「豪炎寺……ありがとな!!」
「ありがとう」
「キャプテン、廣川さん。止めないんすか?」
「良いんだよ。さあ、皆見ろよこの得点! この引き分けが、雷門の始まりだ! この引き分けが!! 俺達の始まりだ!!」
『おお!!』
「……ふっ」
円堂の掛け声に染岡達は叫び、廣川は笑みを浮かべた。この引き分けが、雷門の始まりとなった………
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