暁 〜小説投稿サイト〜
イナズマイレブン〜稲妻の軍神〜
??6話 帝国学園が来た
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、黒い乗り物の上から帝国学園総帥──影山零治が現れ、不気味な笑みを浮かべていた。円堂は帝国サッカー部に近寄り、マントを纏いゴーグルを掛けた男に話し掛ける。

「雷門中サッカー部のキャプテン、円堂守です! 練習試合の申し込みありがとうございます! 」
「帝国学園キャプテン、鬼道有人だ。初めてのグラウンドなんでね、ウォーミングアップしてもいいか?」
「えっ? どうぞ」

マントを纏いゴーグルを掛けた男──鬼道の言葉に円堂は了承した。それを聞いた鬼道は他のメンバー達を引き連れて練習をし始めた。その練習を見ていた、円堂と廣川以外は肝を冷やす。するとグラウンドで練習をしていた鬼道が空中を飛び上がり、ボールを円堂に目掛けてシュートを放つ。

「ぐっ!!」

円堂はそれを驚きながらも難なく受け止めた。円堂のグローブからは微かに焼き焦げた匂いが漂っている。それを見た円堂は叫ぶ。

「くぅ〜!!燃えてきた!!」
「ほう、俺のシュートを防いだか……この試合せいぜい三分はもってくれよ」

自身のシュートを円堂に止められたことに鬼道は悪い笑みを浮かべて答えた。そしてそんな時

「円堂く〜ん! 廣川く〜ん!」

木野が眼鏡を掛けた少年を連れてきた。円堂は木野の方に向く。

「ん? あれ、あいつ……」
「彼、サッカー部に入ってくれるって!!」
「彼、確か運動は……」
「あ、ああ」
「というから、人数はもう足りているぞ」

木野の後ろにいる眼鏡を掛けた少年を見た松野と染岡、廣川は呆れていた。木野は円堂に近付きながら眼鏡を掛けた少年を自己紹介する。

「目金君って言うのよ」
「目金欠流だ。よろしく」
「よろしくな!」

眼鏡を掛けた少年──目金欠流に円堂は右手を差し出した。すると目金は周りを見渡し、サッカー部の人数を数える。そして目金は違和感に騒ぎ始める。

「な、何故メンバー11人揃っているんだ!! 僕が最後の1人になるはずだったのに!!」
「そーいや、あと一人がどうとか言ってたな」
「それ、重要なのか?」
「重要なんてもんじゃないですよ!! もう誰のせいか知りませんが台無しですよ!! ま、それはこの際良いですよ。入部してあげるにあたって、条件があるんだけど」
「条件?」

目金の言葉に円堂は首を傾げた。目金は眼鏡を光らせながら言う。

「僕さぁ、10番のユニフォームしか着たくないんだよねぇ」
「「「「えーー」」」」

目金の言葉を聞いた栗松と宍戸、少林寺、半田は呆れた表情で言った。それを聞いた円堂と廣川は拒否することなく了承する。

「よし分かった! それでいいよ!」
「ああ」
「「「「えーー!?」」」」
「キャプテン、廣川さん、マジでやんすか!?」
「「マジだ!!(ああ)」」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ