??3話 サッカー部廃部
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まで駆け出した。廣川は円堂を追い掛ける……嫌な事が起こるな、と
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〜雷門中・校長室〜
校長室に着くと、サッカー部顧問──冬海先生と校長先生、何故か理事長の娘──雷門夏未までがいた。先程の威勢とは違い、円堂は緊張しながらも口を開く。
「あ、あ、あの……話って何ですか?」
「大事な話しがあると聞いたのですが」
「突然ですが一週間後に久しぶりの練習試合をすることになりました」
「へ? 試合って………試合!? やれるんですか!?」
「相手は、帝国学園です」
「て、帝国!?」
「過去40年フットボールフロンティアで優勝し続けている強豪校じゃないですか……」
練習相手が帝国学園であることに円堂と廣川は驚愕な表情をした。疑問を持った円堂は尋ねる。
「日本一のチームがなんで雷門中に? 強豪校との試合は嬉しいんですけど……今、部員は8人しかいません」
「足りないのなら、試合までに集めてはいかが?」
「へっ?」
「集められない場合、あるいは試合に負けた場合、サッカー部は廃部。決定事項よ」
円堂の言葉に急に会話に入ってきた夏未が円堂と廣川に向かってそう言った。それを聞いた円堂は
「勝手に決めるなよ!!」
怒りの表情で声を上げ、廣川は
「帝国学園の試合に勝つのは無理無題だぞ」
冷静な表情でそう夏美に言った。だが、夏美はそんな円堂と廣川の言葉を無視し続けて言う。
「これは理事長と校長先生よる決定でもあるの。あんな掘っ建て小屋の弱クラブに回す予算なんて無いわ」
「何い!!」
「……そういうことか」
「円堂君、廣川君。夏未お嬢様は理事長から我が校の運営を任されてるんだよ。彼女の言葉は理事長の言葉と同じだ」
「んっ」
校長先生の言葉に夏未はニコリと笑顔を見せる。それを見た円堂は顔を真っ赤にして唸る。
「ん〜〜〜」
「円堂、帝国学園の練習試合受けるぞ。いや、絶対勝つぞ」
「当たり前だ! 絶対勝つぞぉ!!」
廣川の言葉に円堂は声を上げた。結果、帝国学園での練習試合に敗北したらサッカー部は廃部になるというのが決定した………
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