十八話
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
、そしてそれによる圧倒的勢力。お前達もそれがわかっているから我々を頼ったのだろう。違うか?」
「ぐっ…」
「わかったなら黙れ、今俺はお前達の主と話しているんだ」
その言葉を聞き関羽は黙り、劉備は涙ながらに問いかけてきた
「…私達はこれからどうすればいいですか。教えて下さい」
その言葉を聞きリウイは表情には出さなかったがほくそえんだ
「我らの勢力圏への亡命を許そう。そして連れてきた兵は自由と安全を保証しよう」
「本当ですか!?ありがとうございます」
リウイの言葉を聞き劉備は救われたように喜んだ
「その代わりにお前達には捕虜として厳重な監視のもと監禁させてもらう」
「なっ…なんでですか!?」
「お前の思想は董卓にとって有害だ、その様な者を配下に加えるわけにはいかない」
「有害ってどういう事ですかっ」
劉備はリウイの自分達にたいする侮辱の数々にに我慢の限界を迎え、劉備は渾身の力を込めて怒鳴った
「目の前の犠牲にから目を逸らし、中途半端な人道を掲げ。汚名を被る覚悟も無い者が我々の役に立つとは思えない、俺からの話はこれで終わりだ。この条件が飲めないのであれば兵士達共々死にに行けばいい」
その言葉に兵士達から動揺が走った
「俺達にまだ戦えって言うのですか!?」
「それを決めるのはこいつだ、それに俺は戦いに行けとはとは言っていない。次に戦えば命はない。死にに行けと言っている。で、どうする?」
劉備は苦悩した挙句に遂に結論を出した
「…本当に、他の人達の安全は保障してくれるのですか?」
「董卓の名誉にかけて守ろう」
「わかりました、あなた達の捕虜となります」
「桃香様!?」
「みんなごめんね、もう私達に出来ることはもうないんだよ…」
「わかった。パイモン、連行しろ。それとペテレーネを連れてこい」
「了解致しました」
パイモンが劉備らを連行していき、交代にペテレーネが入って来た。
「お呼びですか、ご主人様」
ペテレーネが来てリウイは劉備の連れてきた兵士達を指さした
「こいつらを手当てし食事を与えた後、近くの町まで案内しろ」
「承知いたしました」
ペテレーネの治療を受けた後、兵士達は久しぶりの暖かい料理に喜んだ。その様子を見た後、ファーミシルスがリウイに質問してきた
「リウイ様、袁術軍はどうするのですか?」
「無論、殲滅する。ここで弱気になれば他日の政略に影響するからな」
「しかし、こちらの兵力は合成兵を合わせて一万五千弱です、少々苦しいかと」
その問いにリウイは笑って答えた。
「ファーミシルス。お前達の主を誰だと思っている?それに例のアレを試すいい機会だ」
その答えを聞きファーミシルスが笑って頭を下げた
「これはご無礼を。ではカーリアンとエヴリーヌの二人を連れてきます」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ