ガンダムW
1709話
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す』
だろうな。
それに関しては、別に特に何も思うところはない。
予定通りなのだから。
だが……それでも、こうして戦場のど真ん中に直接落下していくというのは、サリィにとっては緊張する事なのだろう。
いや、普通に考えれば緊張しない方がおかしいか。
「全員、HLVが大気圏内に突入したらすぐに出撃するから、そのつもりでな」
これも前もってのブリーフィングで説明してあった事だが、一応、念の為という事で説明しておく。
まぁ、綾子や五飛は元々真面目だし、デュオだって性格は軽いが締めるところではしっかりと締める。
現在の状況で作戦を忘れるような事はないだろう。
……そうなったらそうなったで、少し面白い気もするんだが。
『アクセル代表、戦域の直上に到達。財団派の戦力はこちらに気が付いた様子はありません』
「そうか」
まぁ、OZの技術力は連合軍に比べれば高いが、それでもガンダムの開発者達に比べればどうしても数段落ちる。
ましてや、今の財団派にはMDを開発したツバロフも存在しない。
それが、デスサイズヘル以下のステルスシステムとはいえ、デスサイズを超える能力を持つステルスに対応出来る筈もない。
「俺達が出撃したら、すぐにこの場を離れて連合軍側の陣営に向かえ。後はステルスを使って隠れていろ。攻撃はどうしても危険になった場合のみ許可する」
『了解しました』
元々HLVの攻撃能力は高いものではない。
それこそリーオーにも劣る程度のものだ。
そうである以上、援護攻撃を行うなんて真似はしないで、俺達を放出したら大人しくこの場から離れてくれた方がありがたい。
サリィもそれは分かっているからこそ、こうしてあっさりと了解したのだろう。
一応サリィは軍人だけあって、MSの操縦とかも出来るし。
……連合軍の軍医って、凄いよな。
そんな事を考えている間に、HLVの扉が展開する。
「よし、出撃だ」
その言葉と共に、HLVから飛び出る。
これが戦艦とかなら、カタパルトとかあるんだが……さすがにHLVにそんな機能を付けるのは無理だった。
いや、ガンダムを開発した技術者なら、時間があれば意外と何とかなったのかもしれないが。
ただ、問題なのは今はそこまでの時間がなかったって事だろう。
カタパルトが短ければ、当然そこから発射される際の速度は遅くなるだろうし、長く作るとすればHLVを動かす時に邪魔になる。
この辺り、なかなか簡単に解決するような方法じゃないんだよな。
ただまぁ、その代わりにHLVにはステルス装置が搭載されているという面がある訳で……出来るだけ敵の近くまで移動してから俺達を射出するようにすれば、推進剤とかの節約にもなるだろう。
現に、今の俺達の下
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