第四章 RE:BIRTH
赤銅の力
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めて叩き落とし、翼刀が先行を回避していく。
そして、接触。
ガァン!!という金属の派手にぶつかる音がして、ヴァルクヴェインと衝突したのは世界四剣が一つ、開剣・キーブレード。
しかも、ただのではなく、その始祖たる一本「Χブレード」だ。
赤銅はそれを持つことなく、力場で浮かせて使用する。
赤銅の眉が少し上がり、翼刀と数回打ち合ってから離れる。
「主が、吾が舞い手ぞ?」
「舞えるかはわからないが、お前の相手となる人間だ」
「左様か」
ギャ、バッ、ギィッッ!!
そして両者がその場から移動していく。
剣技を、拳技を
己の肉体と己の刃を衝突させて、流れるように交錯していく。
「はははははは!!やはり、やはり!!単純に力で対抗させるよりも、特性を伸ばした方がよかったようで!!」
「やめ・・・させろ・・・!!!」
興奮して上空の戦いを眺めるレジェス。
その背後に蒔風がよろけながら現れ、「火」の切っ先を向けている。
だがその剣はカタカタと震えており、全身から力が抜けているのが、見て容易にわかった。
「止める・・・?なぜですか。彼らは今、自らの存在意義を世界に刻んでいるのですよ?」
「それで迷惑をこうむるものがあるだろうが・・・・!!」
「目的は達成されましたから、問題はありません」
「このやろう・・・・お前だって死にたいわけじゃないだろう!!お前の最終目的は」
「これが最終目的ですよ。これ以上なんてありません」
「・・・・・・な・・・・・・に?」
「最終兵器の対となる兵器の開発。それが目的です。こうして達成した今、これい以上望むものはありません!!」
「こいつは・・・・・・」
レジェスは笑う。
これ以上ない喜びに、顔を歪ませて。
彼は、否、彼らは
遥か先祖からの遺志を継いで生きてきた。
ある代からは、記憶の継承も(人格を破壊しない程度に)行われた。
ゆえに、この男にはこれしかないのだ。
開発した
その先には何もない。ここが、彼の終着点。
「舜君!!ここは危ないよ!!」
「なのは!?」
赤銅と、翼刀の戦いで周囲が戦渦に巻き込まれていく。
その中で、なのはが蒔風を連れ戻そうとするが蒔風はレジェスを引っ張り出そうと前に進もうとする。
「おいこの野郎!!このままだと死ぬぞ!!」
「舜君だってこのままじゃ死んじゃうって!!」
「おいてめぇ!!このまま死ぬなんてゆるさねぇぞ!!!」
蒔風が抵抗するが、いまの状態では力が出ない。
なのはに引きずられるように
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