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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
蘇る 赤銅
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でよ。超能力戦士が打たれ弱いとか、徒手空拳が出来ないとかさ。ゲームのステ振りじゃないんだから」

「ち・・・・」

「じゃあ・・・これで・・・・」


止めを刺そうとする男。
しかし、その動きが止まった。



ズッッ!!!
瞬間、周囲にばらまかれていた刃が、効力を発揮したからである。





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「おグっ!?」


刃から発せられたその力に蒔風が呻き




「ぐッ・・・ァ・・・!!」

力の抑圧に、クラウドは立ち上がることが出来ず




「カハッ・・・ゥグ!!」

一刀の手から剣が落ち、それが消えて四肢が痺れる






翼刀の射出した刃一本一本から歪みが出、それが彼らの力に干渉して抑え込む。

そして、その力は大元のヴァルクヴェインへと向かい、さらに一つの機材に流れてゆく。



「翼刀一人の渡航力では、この歪みは正せません。しかし、かれは翼人三人の力を、こちらに流すことができます」

ジャコ

「そして、これで増幅させることにより、より確実に」


カチッ


「成功につながります」


ドンッッッ!!!




漆黒、銀白、蒼青、の三色が束ねられ、渦を巻いて封印面に突きささる。

封印とは、解かれてはいけないものである。
しかも、これは世界に干渉するレベルでの封印。


その衝動に空が震えて、大地がうなる。




「ついにこの時が来たんだねぇ」

男は地面に倒れる二人を目に、感慨深そうに言う。



『うちの組織最大の目標だからな』

その言葉に、別の男が通信で答え



「やりましたよ・・・・我らの終着。ここに成就せり!!」

レジェスが歓喜の声を上げ



「・・・・・・・・」

翼刀が、一言も発さずにその光を見た。






直後






パゥンッッッ!!!






歪みが正され、封印が解ける。

最悪の翼
破壊の翼人


かつて11の世界を消し去った兵器




「此処は・・・・何処ぞ・・・・・?」




赤銅の翼人が、目を覚ました。





to be continued

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