第四章 RE:BIRTH
蘇る 赤銅
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た。
そのころ、クラウドたちは
「ダぁああ!!」
「オァッ!!」
「ゼァあ!!!」
ドゴゥッ!!ドン!!バァッン!!!
刃が降ってくることなど意識していないようで、それでいて一本も当たることなく戦闘を続行していた。
「雨」と入ったが、実際にこの刃はそんなに振ってはいない。
傘のように拡散して、そこから落ちてきただけなのだ。
だから、最初の一回だけ回避すればそれはもう大丈夫・・・・だが。
剣を振るい、押しきり、弾かれても徒手空拳で追い込んでいく。
ここまで来て、すでにクラウドや一刀は策をめぐらせて攻めることをやめていた。
つまりは、ゴリ押しである。
どうせ読まれるのであれば、対処できないほどの猛攻を叩きつけるのみ!!
「凶、斬りッッ!!」
「ウわっ!?」
ゴィン、ガァン、ギャァン!!!
「青龍ッ!!」
「ッッオ!?」
「逆鱗陣!!!」
ギャゴゴゴゴゴゴォァッ!!
クラウドの三連重撃が力場を押し込んで火花を散らし、一刀の偃月刀による回転剣舞が男と交差して、反対側に抜けていく。
その勢いに、反動で弾かれよろける相手に、クラウドと一刀が全く同じ剣を握りしめて、その切っ先を突き出して突っ込んでいった!!
「「ブレイ・・・バァッ!!!」」
二本の大剣による、一点突破突進。
よろけた体制からも、男は何とかしてそれを力場で受け止めるが、ジリジリと押し込まれている刃に汗を垂らす。
(ど、どうする!?)
『最初に突っ走りすぎたんだよ!!燃料切れだろ!?』
(だ、だって!!)
『はぁ・・・・しゃーない、じゃああれだ』
(あれは奥の手じゃ・・・・)
『今が奥の手を使うシーンだと思うけど?』
(わ、わかったよぉ!!)
口に出す余裕もないのか、頭の中で会話すませる男。
それが終わった瞬間、動いた。
「ハァッッ!!」
ギャッッ
体勢を整え、そのせいか力場が消える。
二つの刃が、男に迫る。
「ぬンッッ!!」
ガチィッッ!!
そして、男の気合いと共に、その二つの刃がまとめて拳で挟みこまれ、止まった。
「「なに!?」」
驚愕するクラウドと一刀。
その手に持つ剣が弾きあげられ
「オォお!!ダラァッ、フンッ、ハッ、セヤァッッ!!」
その胴体に男の拳と脚が叩き込まれ、地面に倒れる。
「クッ・・・こいつ・・・・」
「近接も・・・!?」
「まったくもう・・・思いこまない
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