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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
蘇る 赤銅
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し、腰を落としてしまう蒔風に、ランサーが問いかけた。

相手の力は、翼人に匹敵する。
優位性というのもあるのだろうが、それを差し引いても強者だ。

援護くらいに入った方がいいのではないか。
ランサーは言う。


しかし



「・・・・だめだな」

「?」

「俺じゃぁ役不足だ。あ、役不足の使い方って違うんだっけ?」

「知らねぇ。で、役不足ってどういうこった」

「アイツを元の道に戻せるのは、俺じゃない。鍵はある。だけど、俺には無理だ」

「鍵?」

「綺堂唯子」

「なる。だがお前さんじゃ無理ってのは」

「どうやらあいつの踏み込んだ領域は、オレじゃもう届かないってこった。それに」

「それに?」



ガォッッ、ズゴウッッ!!!



「なのはは、弱くない。俺よかよっぽど、適任さ」





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封印自体に異常はなし
面がむき出しになっているが、問題はない。


封印も強めたから、今までどおりには解けないはず。


これで解けるなら


「もう、打つ手なしじゃな」





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「・・・とでも思ってるんでしょうが、残念ですね」

ガシャ

「出来ました。さて、スイッチオン。翼刀、はじめなさい」




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「ウォおオオオオオオ!!!!」

「な、なに!?」


「くっそ!!全員上方防御だ!!降ってくるぞ!!」




翼刀の咆哮。
空に向かって突きあげられるヴァルクヴェイン。

その先から刃が一斉に射出されて行き、拡散。
傘のように広がった刃群は、一瞬中で止まってから、雨のように降り注いできた。





蒔風はエリオを引き寄せ、その体を庇うように覆いかぶさる。
その二人を足元に、ランサーがゲイボルグを振り回して雨を叩き落とした。


シグナムの元には起き上がったカブトがクロックアップし、刃をクナイガンで弾き落とした。


なのはは自前で魔法陣のバリアを展開、その刃を防ぐ。








そこから離れた、はやてや唯子の倒れる一帯。

皆の意識もまばらだが戻り、はやてに肩を資して立つ唯子が空を見上げるが、なおも展開される「林山」のバリアで守られ
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