暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
蘇る 赤銅
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
パー・・・」

ギュルッ!!

「スクリューキック!!!」

ギャヴッッ!!!



カブトが身体を回転させ、その波状攻撃を一気に押し返した。
回転キックとなったハイパーキックが、それを霧散させる。


しかし、カブトは地面に着地するやいなやひざから崩れてしまい、迫ってきた翼刀に蹴り飛ばされた。



「天道!!」

「油断するなシグナム!そいつ・・・・意識あるぞ!!!」

「なに!?」



連結刃が舞い、翼刀を全方位から包むように襲い掛かっていく。

それを翼刀は剣を振るい、一振りで一本だけ刃を飛ばして弾き、押し返す。
その動きもまた舞いのようであり、円舞だった。


連結刃が弾かれ、シグナムがもう一度放つためにいったんレヴァンティンを戻す。


そして両者とも同じ構えを取った。
肘を引き、剣を突き出す構え。


「フンッッ!!」

「シャァッッ!!」


そして、同時に放った。
連結刃と、連続刃。


それが真正面からぶつかりあって


ガッギャッギャッッギャッギャッギャッギャッギャォッッ!!!



連続刃が連結刃の刃を、次々に弾いてシグナムに迫って行った。
しかし、シグナムもそうなることはわかっていたようである。

確かに、連結刃の刃は弾かれたらそれまでだが、相手の連続刃はいくらでも来るのだ。


だから、シグナムは連結刃が弾かれ、地面に墜ちそうになったところで、腕を振った。


ビュャオッ!!!という張りつめた音がして、落ちかけた連結刃が息を吹き返す。
縦に波打った連結刃が、翼刀に向かって迫り、その肩口を斬り裂いた。


それと同時に、翼刀の連続刃もシグナムの肩を貫き、地面に倒れ伏せさせる。


肩に穴が開くシグナムだが、肩を押さえながらもしてやったりと口が笑っていた。

「ぐッ・・・・だが、こちらも利き腕はもらったぞ!!」

「流石は本人だ・・・・・発展力が違う・・・・」


ヴァルクヴェインを左手に持ち替え、右肩を少し上げてみる翼刀。
動きはするようだが、痛みに顔をしかめる。


「洗脳が溶けてるって・・・どういうこと!?」

「それは変わらない。ブチのめして、O・HA・NA・SI して、目ェ覚まさせるだけだ。お前向きだろ?」

「なるほど!!・・・ってどういうこと?」

「さぁな」

「あとでオハナシね」

「本家の怖さに全俺が泣いた」



なのはの言葉に返し、その会話で「参ったね」と笑う蒔風。
砲撃が襲い掛かり、それを翼刀が蹴り飛ばして進撃する。



「おい、お前がいった方がいいんじゃないか?」

「ん?」


なのはを送り出
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ