第四章 RE:BIRTH
その名より「一つ」欠けたモノを表す
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「響鬼が合流しました!!!」
「今や!!唯子ちゃん、いったれ!!」
「はい!!!」
「響鬼さんの音撃と、そして唯子ちゃんなら、翼刀君は元に戻せるんや!!うちらも出るで!!」
「はい!!」
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凄まじいほどの音撃を紙一重で回避する翼刀だが、肩を掠めていたのか押さえている。
その翼刀に向かって、装甲声刃に自らの声を吸収、音撃に変換して、響鬼が刃を振るっていく。
その刃を片膝を立ててヴァルクヴェインで受け止める翼刀。
さらに最後の力を振り絞って突っ込んできた百代を後ろ回し蹴りで蹴り飛ばし、同じような状態で、同じように攻撃してきた羽入を掌撃で吹き飛ばした。
「ゲホッ・・・・」
「くふっ・・・ケホッ!!・・・・」
羽入の握っていた「鬼狩柳桜」が回転して飛んでいくが、それを裕理が握って神通力を流す。
そして翼刀の周囲に幻影を張り巡らし一斉に襲い掛かるが、ヴァルクヴェインからの刃の雨で、まとめて吹き飛ばされて裕理も倒れる。
「ぐぁッ!!」
そして、最後に立つ一人
二十メートルは離れた装甲響鬼に向かって、翼刀がヴァルクヴェインを振り下ろす。
その振るった軌道に刃が現れ、串刺しにせんと射出されていく。
「タァッ!!」
ドンッッ!!
しかし、その刃が音撃の波状攻撃で刃は空中で叩き落とされる。
そしてそのまま音撃は翼刀の体を叩き、衝撃に身じろがさせた。
「いまや!!」
「翼刀ォォォおおおおお!!!」
音撃にひるんだ翼刀目掛けて、唯子が飛び出していって拳を握りしめる。
「パニッシャァーーーーーーーーー!!!!」
ゴウッ!!
「パン・・・・え!?」
パシィッッッ!!
技を叫び、拳を千切れるのではないかと思うくらいに突き出した唯子。
しかし、その言葉は拳と共に止まった。
「う、受け止めたやて!?」
『いえ、それよりも、まさか!!』
「音撃が・・・効いてない?」
「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
ブゥンッッ!!!
翼刀が咆哮を上げ、唯子の腕を掴んでブン回し、上空のはやてに向かって投げ飛ばした。
その唯子をはやてがキャッチし、上空から様子をうかがう。
響鬼に向かって、翼刀が駆け出していた。
響鬼も音撃でそれを迎え撃つが、それを翼刀はヴァルク
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