第四章 RE:BIRTH
その名より「一つ」欠けたモノを表す
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「翼」人に「刃」を向けし者
そこから「一つ」を抜いて「翼刀」
その「一つ」が表すものは、「心」か、「人」か
それとも
「紫電一閃!!」
ゴッ、バガァッ!!!
エリオの電撃と共に爆ぜ出た斬撃が、寄って集ってくる模造戦士を砕いて消し去る。
今や彼の足元には多くの残骸が山積みになっており、ちょっとしたバリケードのようになっている。
「フゥッ、フ・・・・ハァ―――――!!!」
ストラーダのブースターが煙を噴き上げ、飛び掛かってきた三体をテンポよく三連撃で薙ぎ払い、突進攻撃で群像を消し飛ばす。
そしてそこから逆噴射し、今度は駒のように回転しながら岩のもとへと戻っていく。
「セッ、ハァッ!」
気合を込め、脇に槍を挟んで後ろに回し、掌を向けて構えを整えるエリオ。
汗は流れるが、いまだ劣勢という雰囲気ではない。
(だけど終わる気配がない・・・相手もだんだん耐久力が上がってるし・・・・)
エリオの思う通り、相手はだんだん倒しづらくなっている。
そして、その分こちらの魔力消費も激しい。
このままではそうかからない内に、数の暴力で圧殺されてしまうだろう。
(卑弥呼さん・・・早くッ!!)
「ストラーダ!!行くぞ!!」
《Explosion!!》
バォウッッ!!!
ストラーダが爆発的なブーストをかけ、一気に飛び出して向こう外側の模造戦士を駆逐する。
それと同時にエリオはこちら側の敵を、電気魔法で身体強化した蹴りでなぎ払う。
観測者は、動かない。
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封印はいたって正常じゃな・・・・・
しかし外郭がはがされておる。
この捩じれが元に戻されていたら厄介だったのだが、そうはならなんでよかったわい。
・・・・・
外が騒がしい・・・・・
あぁなるほど、エリオ殿が儂のために頑張っておるのだな!!
ムッハーーーーー!!
漢女パワー全開じゃのォッ!!!
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ゾクゥッ!!!
「う、うわぁぁああああ!!!!」
直後、エリオの背筋に何とも得ない恐怖が襲い掛かってきた。
しかし、それを糧にして彼は勇気をわき起こして猛然と敵を倒す。
結果オーライである。
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