第四章 RE:BIRTH
覚悟無き刃 弾ける閃光
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となる。
「観測者の生き残りですか・・・ならばこれで充分。行きなさい」
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「ハァッ、ハァッ・・・・!!ハァッハッハッハ!!やっぱ・・・強いねお前!!」
「・・・・・・」
翼刀と四人の戦い。
百代が翼刀の正面に立ち、息切れしながら笑っている。
その周りには羽入、裕理、ハクオロとが、片膝をついてやはり息を切らしている。
翼刀も黙っているものの、肩は大きく上下しているし、声に出ないだけで呼吸も大きいものになっている。
「ッ・・・・ハァああああああああ!!!」
と、そこで翼刀が大きく呼気を溜め、丹田に力を込めて吐き出す。
そしてそこに気力が練り込まれ、胸の前に超圧縮された空気の塊が圧縮されていく。
「!?」
「あれは・・・!!」
「超高密度の空気の塊・・・?あんなものやられたら!!!」
「上等!!!(ズッッゥ)」
胸の前に手をかざし、そこにある空気弾をこねるようにして回転させていく翼刀。
それに対して百代は右拳を引いて、そこにあらん限りの気力を練り込んでいった。
周囲の大気が翼刀に向かって集まって行き、その膨大な量が野球ボール程度の大きさに凝縮されて荒ぶれている。
百代の右拳が激しく唸り、直視できないほどの鋭い光で周囲を突き刺していく。
そして
「・・・ンっ!ムゥン!!!」
「川神流!!置去後光拳!!」
二人の攻撃が放たれていき、それが正面からぶつかった。
翼刀の球と、百代の拳から放たれた気力砲。
直後、激しい爆破に周囲が巻き込まれた。
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「来たな!!」
一方、離れてエリオ、卑弥呼組。
卑弥呼は岩に向かって座禅を組み、ピクリとも動かない。
エリオはそれに背を向ける形でストラーダを構え、目の前に現れた敵に切っ先を向けた。
多種多様なクリスタルでの模造戦士。
戦士と言っても、中にはモンスターのようなものもいて、本当に「戦力をかき集めました」と言わんばかりの感じである。
数十分前
卑弥呼はここの岩に手を当て、今から自分のやるべきことをエリオに話していた。
「封印とは、必ず解かれるもの。数百、数千年後だろうとも、それは必ずだわ」
「そうなんですか?」
「完全に封じるなど、土台無理なことなのだ
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