第四章 RE:BIRTH
覚悟無き刃 弾ける閃光
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むなよ。相手が悪かったってことで」
「そんなんで納得できるかァッッ!!!」
激昂する男が、全域に向かって力場を広げる。
しかし、それはあっさりと一刀に切り裂かれて霧散していってしまった。
「これ以上は何をしても無駄だ」
「なぁ、もうやめようぜ。あんただって死にたいわけじゃないだろ?」
「この・・・この野郎が・・・・!!」
自分の方が力で上回っているというのに、わけのわからない力で打ち消されては、男の怒りももっともだ。
沸々と頭の中が沸騰していくのがわかる。
そしてその男の頭に
『何一人で突っ走ってんだ。地面だ地面』
そんな声が聞こえてきた。
「!! ラぁ!!」
「!?」
「ウォッ!!」
何かに気づいたように地面を吹き飛ばす男。
ドンッッ!!という音と共に、地面が爆ぜて姿が消えた。
『おーまえは考えんの苦手だろうが。俺が指示出すから、そのとーりにやれってのまったく』
「うっさいな!力だけなら僕の方が上だ!!」
『そりゃな。だけどそれだけじゃどうにもならんときはオレがやるって決まりだろう』
「む・・・・じゃああいつらぶっ潰す案をちょうだい!!」
『あーいよ』
男が頭の中の声とそう会話を進めているが、一刀とクラウドからすれば独り言にしか聞こえない。
通信か何かで連絡を取っているのだろう。
「どうやら司令塔が来たみたいだな」
「考えるのは他の人間か・・・・でも力がわかってるから余裕じゃないか?」
「・・・・・そうだといいがな」
二人が構える。
二人になった敵を見る。
しかし、一人は姿を隠したままだ。
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カチャカチャ・・・・・
レジェスが、何かをくみ上げているとき、小さなモニターがそこに現れた。
そしてそこには、「Death」という文字が表示され
「・・・・・・!! そう・・・ですか」
ほんの少しだけ落胆した声をだし、しかしそれでも作業の手は止めなかった。
「貴方が見れなかったものを、私が見ましょう。必ず成功させてみせますよ」
ほんの少しでも友と呼べたと思う人間。
自分と同じく、先祖から連なる血を受け継いだ男の死に少しだけ目を閉じて、彼は作業を進めていく。
「そのために・・・・邪魔をする者は排除です」
ピピピ、タンッ
コンソールを叩き、男が起動させる。
今だ燃える戦艦の中から液体が流れ出てきて、それが人型を取って個体
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