第四章 RE:BIRTH
覚悟無き刃 弾ける閃光
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りも、比べ物にならない威力。
例によって、兵器要塞の形をとっていくG4の陰に、蒔風たちどころか森がおおわれていく。
それをみて、蒔風が呟いた。
「要塞形態で使用する兵器の数はあまりにも多すぎると思ったんだ。人間に管理できる量じゃない。あれはオペレーターが死んで初めて起動するシステムだったってことか」
やっぱりかよ、とうんざりして十五天帝を振り上げる蒔風。
そして、剣に光が集まって行き――――
「ま、下手に消耗させるとキャストオフするらしいからな・・・・わかってる以上、付き合う必要はない」
その剣を振り上げて―――
「一気に消し飛ばすのが一番だね」
ニコリと笑って、三人が押しとめるG4要塞に向かって、それを振り下ろした。
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ズゴォ・・・・・・・ン
「あれは・・・・?」
スワッ
「ん、十五天帝の光だな」
ヒラリ
「あぁ、じゃああっちの戦いは終わったかな?」
ヒョイ
「あれが出たからにはそうだろう」
「お前ら無視して話してんなよォ!!」
遠方から伸びる光を見て、あちらの戦闘はどうやら終わったと話す一刀とクラウド。
そこに、苛立ちを募らせた男の念動力が襲い掛かるが、それを軽い動作でヒョイヒョイ避けて行っている。
なんだか男の方がかわいそうになってきた。
とはいえ、さっきからいきなりこうして躱せるようになったわけではない。
一刀がクラウドと合流してから少なくとも十五分、この男は優位に戦闘を進めてきていた。
二人を拘束して投げ飛ばし
空間のうねりに投げ込んで吹き飛ばしたり
相手の放ってきた攻撃を反転させてぶつけたり
それらの攻撃に、クラウドも一刀も全身に傷を負っている。
唇は切っているし、額からも血を流している。
しかし、ついさっきのこと。
ついに一刀が相手の攻撃を見切ったのだ。
曰く「全身拘束とか全域攻撃とか調子のって何回もやるからだ」だそうだ。
確かに、そんな大きなものを幾度も放てば、他者の武器を用いる一刀にとってはいいサンプルになってしまうのだ。
そして、今に至る。
今まで攻撃を食らっていた時間の方が長かったものの、こうなっては詰んだも同然だ。
「お前、早めに捕まえて捻り潰すべきだったんだ。それをわざわざ長引かせるからこうなるんだよ?」
「だがそういった感性や感情があるからこそ、こうして念動力が大きくなったのだろうな」
「ジレンマだねぇ。ま、落ち込
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