第四章 RE:BIRTH
研究機関の兵器たち
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ここですか?」
「うむ、到着したぞ」
一同が戦いの場にいる中、エリオと卑弥呼はまた少し離れた場所にいた。
そこは封印地から五百メートルほど離れた岩場の上。
そこにもまた、封印地と同じように岩が立っていた。
「始めるのでな、あとは任せたぞぃ」
「はい」
そしてそこに、卑弥呼が腕を突っ込む。
こちらの作業は、順調だ。
------------------------------------------------------------
刃が舞い、刃が散る
鉄翼刀を相手にする四人は、その中を潜り抜けていく。
一方四人を相手にする翼刀は、さっきまで蒔風と行っていた近接は避け、刃の射出による攻撃しか行っていない。
それもそのはず。
四人にはわからないことだが、実をいうと翼刀は「この四人」との戦闘記録がない。
「EARTH」の様々なメンバーの模造戦士を作り上げた機関だが、この四人は「EARTH」とは深くかかわっていないメンバーだ。
川神百代は友人関係であって、メンバー登録していない。
泉戸裕理は登録してても太転依問題専門としてしか動いていなかった。
羽入は立場こそ「元神様」だが、普段はただの学生。
ハクオロもフォーティーンの戦いに参戦したがそれだけだ。
本部に来るのも稀だし、主に(一名を除いては)戦うメンバーではないのだ。
だから、こうして様子を見ている。
相手の動き、攻撃方法、回避方法などを。
しかし、その思惑は簡単に覆される。
ドンッッ!!
「ハハッ!面白い剣使うなぁ、お前!!」
「!!?」
その刃の弾幕、いうなれば刃幕の中を直進し、川神百代が翼刀の胸ぐらをつかみかかってきた。
無論、回避などはしていない。
「川神流瞬間回復!!ではここから・・・・」
キィイイいいい!!!
「お楽しみの時間だな!!!」
ドゴォッッ!!
翼刀の目の前で百代が発光し、そのままエネルギーをばらまいて爆発した。
川神流大爆発
自分の体内に気力をめぐらし、それを一気に爆発させるものだ。
無論、使用者自身もダメージを負うが彼女の場合は瞬間回復で治ってしまう。
「そらぁ!!」
「!!」
ブワォッ!!とその爆発の煙の中から翼刀が転がり出て、そこに百代の蹴りが放たれる。
それを腕でガードする翼刀。
バキリという音がして、骨が砕けた。
ドォン!!
そして、吹っ飛ぶ身体。
川神百代の蹴りは、そうそう受け止められるものではない。
「これ・・・・」
「もうあの人一
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ