第四章 RE:BIRTH
研究機関の兵器たち
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しかし、クラウドはその言葉に対してフッ、と力を抜いて宙に浮く男から離れて地面に着地した。
「ああ、そうだな。だから――――」
「流――――星―――――!!!」
「ん?ウぁッ!?」
「バトンタッチだ」
「―――――剣ン!!!!!」
ゴギィッ、ギャァッッッ!!!!
とんでもない摩擦音。
まるで黒板を引っ掻いた音の二十倍はあるような音を掻き鳴らし、男の力場と一刀の流星剣が衝突した。
ガチガチとぶつかって止まる流星剣を、一刀がより押し込もうと力を入れ、それに対して念動力で男がそれを受け流そうと少しずつ脇に逸らしていく。
「う・・・アぁあああ!!!」
ブンッッ!!ザッシャァッ!!!
そしてそれを逸らし切り、一刀がスライディングするようにしてクラウドの横に到着した。
「ごめん!遅くなった!!にしてもなんて奴だよ・・・流星剣を流したぜ!?」
「いや、いいタイミングだ。あいつの力はかなり強い。俺も動きを止められるくらいだ」
こうして、二人の翼人がそろう。
一人は戦士、一人は賢者の翼人。
しかも後者は、多種多様の力を使うことに特化した者。
「じゃあ」
「ああ」
「「行くぞ!!」」
二人が意気込み、剣を向ける。
切っ先の直線状には、へぇ、という顔をしてにやつく男。
戦いは、終わらない。
to be continued
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