第四章 RE:BIRTH
研究機関の兵器たち
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押しのけて蒔風の指示した方向に走る。
それを追って行こうとするG4だが、それを蒔風とランサーが阻んだ。
「行かせねぇぜ?」
「あぁ、なんせこの「妖怪・心臓貰い」が心臓欲しいって言ってるからな!!」
「俺のセリフを変なキャラ付けに変えんじゃねェ!!!」
茶番をする二人だが、G4の背後にはなのはとシグナムもまわりこんでいる。
それを見て、マスクの下で、男が笑う。
「へぇ・・・いいねぇ・・・」
「あん?」
「いやいや、やっと楽しい戦いが出来そうでよ。翼人がいるなら、最高に楽しそうだ!!」
「・・・・」
オォオオオお!!と気迫を吐きあげ、男が戦いに対する覚悟をようやく決める。
そして、その瞬間
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「ヌォァッッ!!!」
「!?」
ギィン!!!!
クラウドの大剣が、宙に浮くエスパー男の力場に阻まれて止まる。
しかし驚愕の表情を露わにしているのは、止めている男の方。
「お前、確かに力場の奔流に飲まれて!!!」
そう、確かにそのとおりである。
クラウドは確かに、この男の力場による空間のねじでに巻き込まれたはずだ。
しかし、こうして男に大剣を振り降ろして襲い掛かっている。
実際には無傷ではなく、服が所々千切れ、身体の各所から血を流してはいるが。
「知らないのか?」
「なにを?」
その男に対し、クラウドが答えを教えてやる。
静かに応えるクラウドの言葉。
「翼人の力は、あらゆる力に変換可能だ。気力、魔力はもちろんのこと、その多様性は無類だ」
「ま・・・さか・・・!!!」
「そうだ。あれだけ大きなものを見れば、その力の使い方だって変換は可能だろう?」
そう、クラウドはあの瞬間、相手の力を解釈し、翼人の力を以ってそれに変換、剣を二刀にしてそれぞれに纏わせ振ることあの歪みを脱出していたのだ。
だが、それでも完全には無理だった。
男の念動力はあまりに協力で、打ち消すことはかなわず、こうして大きなダメージを追ってしまっている。
「そう・・かい・・・!!でも、それを繰り返したらどうなるかな?この力に関しては、僕の方がずっと上だよ!!!」
ギュォッ!!
男のその言葉通りである。
相手の力の方が上だ。
いくら理解して中和できるからと言っても、相手はクラウドの動きを封じ込められるほどの念動力の持ち主。
中和してそれを開示しても、相手の捩次亜が飛んでくる方が早い。
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