第四章 RE:BIRTH
研究機関の兵器たち
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それが空間に響いていた。
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「到〜〜〜〜〜着ゥッッ!!!ダぁッッ!!!」
「ゴッ、パァッ!?」
一方、G4と四人の戦場に、ようやっとして蒔風が合流した。
それと同時に一撃蹴りをぶち込み、砲台を粉砕して身体に衝撃をぶち込む。
嫌に簡単に入るものだと思うが、G4はシグナム、ランサーと対峙していたし、遠距離からは砲撃と音撃の脅威に晒されていたのだ。
そこに気配を絶って駆け込み、完全に不意打ちをしたらそりゃ命中もする。
G4の体が少しだけ浮き、地面を転がってゆく。
そして、蒔風が決まった、と言わんばかりに決めポーズ。
酷い男である。
「蒔風・・・・」
「ん?どうしたよ。そんながっくりして」
「いや・・・考えたら負けだな・・・・」
「?」
ランサーが呟き、シグナムがこめかみに指を当ててやれやれと頭を振るのを見て、蒔風がきょとんとする。
その瞬間
ガッ、ゴンッッ!!!
という鋼を打ち据える音が二重にして、G4が蒔風に向かって突っ込んでいった。
パイルバンカーを脚から生やし、その射出によって一気に向かってきたそのG4を、蒔風が両足を踏ん張って、両腕で受け止める。
が、突っ込んできたG4の腕にガキョン、と再び現れるパイルバンカー。
その機構の隙間からブシュッ!!と蒸気が噴き出て
「やバッッ!!?」
バギャッッ!!!と蒔風の顔面に向かって鋼の杭をブチ込んだ。
「蒔風!!」
「舜君ッッ!!!」
その光景を見て、一同が叫ぶ。
蒔風の上半身が大きく仰け反り、辺りに鮮血が噴き出す。
「〜〜〜〜ッッ!!ドラァッッ!!!」
だが、その杭は蒔風の頭を貫いてはいなかった。
蒔風が仰け反った体勢から、無理矢理に蹴りを放ってG4の顎を狙う。
それを容易にG4が回避し、そこに響鬼とシグナムが切り掛かって相手を引き受けていく。
「舜君!大丈夫!?」
「心配すんな。これくらい大したことはない」
そう言う蒔風だがしかし、額からはダラダラと血が流れ、視界を朱く染め上げている。
そこをグシグシと拭って、蒔風が大声を出して呼びかけた。
「響鬼さん!!!」
「なに!!!?」
「翼刀の方に行ってもらえますか!!!」
「オッケィ・・・・じゃあこいつは任せたよッ!!!」
ドドンッッ!!!
蒔風の呼びかけに響鬼が応え、音撃を以ってG4の
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