第四章 RE:BIRTH
揺らぐ封印地
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スタン・・・・・
岩山を囲うような森の中に、戦艦から脱してきた一刀やはやてが着地する。
クラウドや川神百代たちはすでに戦地に向かった。
今ここにいるのは先の砲撃時に体力を大幅に損耗したメンバーだ。
「うちらはここから指揮を出す」
「わかりました、マスター」
「わ、私は?」
「唯子さんはもうちょいここにいてぇな。一刀君に天道さんは回復次第向かってもらえるか?」
「はやては?一人だろ?」
「私が残りますから大丈夫です」
その言葉に全員が頷いて、各々動き始める。
剣を振るい、力をぶつけるだけが、戦いではない。
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「ヤァア!!」
ブン、ヴォオウ!!!
蒔風が十五天帝を振って大きく叩きつけていく。
翼刀はその一撃を回避して蒔風に向かってヴァルクヴェインを突く様に構えて突っ込んだ。
しかし、叩きつけた衝撃が大地を割り、跳ね上げさせて翼刀の足場が大きく崩れて行く。
その翼刀に向かって十五天帝を薙ぎ、剣から龍虎雀武の四本を射出、ブーメランのように放った。
「ッ!!」
ギッ、ガガガッッ
そのブーメランをすべて回避、撃ち落として翼刀が回転しながら剣を振って蒔風に刃を飛ばしてくる。
それを畳返しで一瞬防ぎ、戻ってきた龍虎雀武をキャッチ、即座に解放、結合して片手に構える。
「行 く ぞ」
ジャカッッ
気迫を込めた蒔風の言葉に、剣を構えて答える翼刀。
翼刀の構えは柄を顔よりも後ろにし、頬に刃を添わせる形だ。
明らかにこれから突き出してくる構え。
それに対して蒔風は、大きく腕を広げて十五天帝と龍虎雀武を構える。
にらみ合う両者。
どちらも動かず、その時を待つ。
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ふむ
相手もかなりの戦力を投じてきていますね・・・・
ではこちらも、それなりの物を出させていただきましょう・・・・・
行ってきなさい
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クラウド・ストライフは、森の中を奔っていた。
相手の姿はまだ見えない。
しかし、先ほどから大木が飛んで来たり岩が落ちてきたりしているので、敵がいるのは明らかだ。
(どこだ・・
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