第四章 RE:BIRTH
揺らぐ封印地
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タンッ・・・・
刃は止まない。
ガードのため、目の前から剣をどかせない。
ザっ
音が近い
ダンッ!!
ドンッッッッッ!!!
そして地面が陥没するほどの踏み込みと共に、十五天帝に向かってヴァルクヴェインが突きつけられた。
その刃は十五天帝の融合結合部分に食い込み、無理矢理それを解除、向こう側の蒔風に向かって剣ごと貫いてきたのだ。
「ッ・・・てぇ!!」
その刃を紙一重、脇腹の薄皮一枚切らせただけで回避する蒔風が、剣を振り上げてヴァルクヴェインを手放させる。
しかし十五天帝も解除されてバラバラと地面に落ち、両者とも無手の状態に。
直後、翼刀の拳が蒔風の腹に当てられ、それを蒔風が弾けたように腕を跳ね上げて外す。
パァン!!という音がして翼刀の拳から衝撃が何もない空間に放たれ、蒔風が足払い、ハイキック、ミドルキックを回転しながら連続で放ち、最期にステップで踏み込んで後ろ蹴りで腹に一撃を叩き込んだ。
「(ザザザッッ・・・)・・・っぐ・・・フゥッ」
その一撃を食らい、腹を押さえて後退する翼刀だが、何でも無いように立ち上がって息を吐きだし何かを発動させる。
すると拳から力が少し抜け、蒔風は自分が弱体化されていくことを実感する。
「そいつか・・・だが、今回は対抗要員を連れてきた」
自分の手をにグパグパと握って力を確かめながら、蒔風が反対の手で指を鳴らす。
直後、蒔風の姿はその場から消え、蒔風がいた位置には四人の人間が立っていた。
川神百代
泉戸裕理
羽入
ハクオロ
『わざわざお前のために来てもらったメンバーだ。相手してくださいな』
その四人を眺める翼刀に、どこからか蒔風の声がしてきて気配が消える。
「さて、お前なかなか強そうだな!!」
「川神さん(汗)・・・・」
「あぅあぅ、では行きますですよ!!」
「ああ、止めなければなるまい」
「・・・・・・」
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「さて・・・相手も他に戦力を出してきてんな・・・そっちをつぶさにゃならんということか・・・・」
他の戦場に走る蒔風。
とりあえず、復活のための機材は破壊した。
これで、あとはあいつらを止めるだけだ。
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「さて・・・相手は連れてきた戦力で足止めできま
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