第四章 RE:BIRTH
揺らぐ封印地
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に宣告する。
するとそこからフッ、と一人の男が現れ、クラウドに向かってニッと笑う。
「へぇ、あれで死なないんだ・・・・誰?」
「名乗る義理は、ない」
「つれないね。僕の名前は―――」
ドゴゥ!!!
会話をつづけようとするその男に、クラウドが容赦なく破晄撃と撃ち放ち、その姿を土煙に消す。
「興味ないね」
そう一言つぶやき、地面に落ちた剣を拾い、その剣を相手に向けて大剣を肩に担ぐ。
すると土気鞭が中から押しのけられて払われる。
ヴォン!と張られた光の膜のような力場によって守られた男が、ポケットに手を入れた姿勢でコツコツと歩み寄る。
「そう、それなら仕方ない」
そうして、男も片手を突き出して掌を向ける。
互いの視線がぶつかり合い、そして―――――
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《ウェポン!!!》
「ザラァッッ!!」
ドドドドドドドドドンッッ!!!!
大地に立つのは、仮面ライダーG4である。
最初からウェポンメモリを使用して、しかもそれを制御できている状態だ。
「あんとき出てきた奴の親玉か!?」
「それに近いようだな。行くぞ!!」
使用者は、レジェスと頻繁に話していた男だ。
荒野で翼刀を回収した、あの男である。
ウェポンメモリの正当適合者。
その彼が、最悪の装甲を身に纏って襲い掛かる。
空を飛ぶシグナム、なのは
大地を駆けるランサー、響鬼
その四人を相手にして、優勢に立つこの男の攻撃は個人の放てるレベルをはるかに超えている。
G4の力で統率され、メモリの力で強化された兵装、そして男の攻撃性が相まって、恐ろしき兵器となっていた。
「ワイヤー射出!!」
G4が腕を振るい、地面から小さな砲首が現れ、その中から「かえし」のついたワイヤーが射出されていく。
砲首は八つ、そして一つ当たりから十は飛び出してきている。
物理的におかしい個数だが、これもメモリの力なのだろう。
一斉に迫りくるそれを、なのはが砲撃を薙いで打ち払っていくが、そのたびに次のワイヤーが射出されていく。
「高町!!」
「グッ!!」
そのうちの一本がなのはの脇腹をかすめて行き、浅い切り傷を作る。
大した傷ではないが、砲撃主として右に出るものがいないなのはのそれを越えてくるということはかなりの脅威である。
「ゲイ・・・・」
「フンッッ!!」
「鬼神覚声!!」
「ハァアアアアアッッッ!
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