第四章 RE:BIRTH
砲撃戦艦
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ラガラと、ザラザラと、その砲台の塊が崩壊していっていた。
「な、なにが?・・・・・」
再び同じ言葉を発するレジェス。
しかし次の瞬間、ハッと思い出したかのように反対側を見上げ、警戒するように目を細めた。
「まずいですかね・・・・」
------------------------------------------------------------
「ォオオオオオオオオオおお!!剣尖壁(けんせんへき)!!!」
瞬風の艦首で、一刀が剣を無数に出現させてその砲撃に耐え忍んでいた。
先端をそろえて剣を出し、嘴のようにしてその砲撃を真っ向から切り開いて進ませていた。
砕けた剣は、即座にまた召喚して埋める。
だがいくらなんでも限界である。
翼人と言えど、ただ砲撃を受け続けて大丈夫ということはない。
連続して、休むことなく武器を生成し続ける。
それは彼の体力を異常なほど削り取り、滝のような汗を流させていた。
通常ならばその汗ですでに視界はにじんで見えないだろうが、暴風がそれを取り払っていく。
「ゼェッ、ゼェッ、ゼェッ・・・・・ア?」
しかし、そこで剣に襲い掛かっていた重圧が消える。
周囲が一気に静かになる。
「な、なにが・・・」
『カズト!!砲撃が止みました!!』
「え?」
セイバーからの言葉に、唖然として剣をどかす一刀。
そこにはすでに、一本の光線、レーザーもありはしなかった。
「何がどうなって・・・・」
『とにかく好機だ!!今の内に先に進もう!!!行くぞ!!』
疑問の消えない一同だが、今は悩んでいてもしょうがない。
とりあえず相手の攻撃がやんだ。
罠とも思えなくはないが、行かねばならないことにかわりはない。
「中に入ってくれ、一刀」
『あ、ああ・・・』
「ですが、艦体ももう限界です」
「動力炉の出力ももう40%まで落ちたか・・・・どうする?はやて」
「うーん・・・いっそのこと派手に墜落させたろかな?」
「え?」
------------------------------------------------------------
「まずいですね・・・「EARTH」が来ます!!対応の準備をして・・・・」
「レジェス!!真後ろからでっかいのが突っ込んでくるぞ!!」
「!!」
一方封印地。
そこでレジェスが来るであろう「EARTH」への迎撃体勢を促していた。
準備はあるが、あの砲撃艦をクリアするのがここまで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ