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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
砲撃戦艦
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ラガラと、ザラザラと、その砲台の塊が崩壊していっていた。



「な、なにが?・・・・・」

再び同じ言葉を発するレジェス。
しかし次の瞬間、ハッと思い出したかのように反対側を見上げ、警戒するように目を細めた。


「まずいですかね・・・・」




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「ォオオオオオオオオオおお!!剣尖壁(けんせんへき)!!!」



瞬風の艦首で、一刀が剣を無数に出現させてその砲撃に耐え忍んでいた。
先端をそろえて剣を出し、嘴のようにしてその砲撃を真っ向から切り開いて進ませていた。


砕けた剣は、即座にまた召喚して埋める。


だがいくらなんでも限界である。
翼人と言えど、ただ砲撃を受け続けて大丈夫ということはない。


連続して、休むことなく武器を生成し続ける。
それは彼の体力を異常なほど削り取り、滝のような汗を流させていた。

通常ならばその汗ですでに視界はにじんで見えないだろうが、暴風がそれを取り払っていく。



「ゼェッ、ゼェッ、ゼェッ・・・・・ア?」




しかし、そこで剣に襲い掛かっていた重圧が消える。
周囲が一気に静かになる。


「な、なにが・・・」

『カズト!!砲撃が止みました!!』

「え?」



セイバーからの言葉に、唖然として剣をどかす一刀。
そこにはすでに、一本の光線、レーザーもありはしなかった。



「何がどうなって・・・・」

『とにかく好機だ!!今の内に先に進もう!!!行くぞ!!』




疑問の消えない一同だが、今は悩んでいてもしょうがない。

とりあえず相手の攻撃がやんだ。
罠とも思えなくはないが、行かねばならないことにかわりはない。



「中に入ってくれ、一刀」

『あ、ああ・・・』

「ですが、艦体ももう限界です」

「動力炉の出力ももう40%まで落ちたか・・・・どうする?はやて」


「うーん・・・いっそのこと派手に墜落させたろかな?」

「え?」




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「まずいですね・・・「EARTH」が来ます!!対応の準備をして・・・・」

「レジェス!!真後ろからでっかいのが突っ込んでくるぞ!!」

「!!」



一方封印地。

そこでレジェスが来るであろう「EARTH」への迎撃体勢を促していた。


準備はあるが、あの砲撃艦をクリアするのがここまで
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