暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
砲撃戦艦
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いた。
周囲には機関の人間が多くいて、彼らの意識は完全に一点に向いていた。


岩山



とはいっても、実際には「山」と呼べるほどの大きさではない。
地面から生えたような岩、高さは八メートルくらいか。


そしてそこに、封印された最悪の翼人がいる。



「設置完了」

「では爆破」

カチッ



ドンッッ!!!




岩山が吹き飛ばされる。
そこに大きな穴が開き、機材で瓦礫がどかされていく。


「なるほど、予想通りですね」


そしてそこに、時空の歪みがあった。


「翼人すら封じ込めるほど強烈な時空の歪み。なるほど、有効な手ですね」


そう言いながらも、また別の機材を用意させてそれをこじ開けようとする。
その別の機材にはフラスコのようなガラスのケースがあり、そこに銀白のエネルギーがたっぷりと詰まっていた。


「このエネルギーならば相当歪みを正せるでしょう。そこに翼刀の一撃を入れれば、確実にゲートは開きます・・・・さあ、大願成就の時は近いですよ」




------------------------------------------------------------



砲撃艦
ウェポンメモリ暴走体


今までの実験体となっていた渡航者二十人の身体を使ったものだ。
渡航者の能力は死体に残らない。

しかし、それでも体質というものがあるのだろう。
彼らは世界に干渉しやすい身体なのだ。

そして、彼らは死にながらもその体を利用されていた。



その暴走体のコアとも呼べる場所
艦体のど真ん中だ。



そこに、二十人の「死体」があり





ザっ





一人の男が、侵入してきた。


「何やってんだあのヘタレは」





そして






------------------------------------------------------------




エネルギーを照射し始めた機材を眺めるレジェス。
しかしふと何かが気になり、上空を見る。



(なんでしょう・・・・これは・・・・おや?)



上空の砲撃を眺めるレジェス
その光景から、一本の砲撃が消えた。

それは小さな光線ともいうものだったが、確かに消えた。


そしてそれはそれだけに止まらず、一本、二本と次々に消えていく。



「なにが・・・・・!?」



そして、自分たちよりも先に進んでいた砲撃艦を見、驚愕する。



艦体が、崩れて行っている。
まるで結合が解けてしまったかのように、ガ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ