第四章 RE:BIRTH
砲撃戦艦
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いた。
周囲には機関の人間が多くいて、彼らの意識は完全に一点に向いていた。
岩山
とはいっても、実際には「山」と呼べるほどの大きさではない。
地面から生えたような岩、高さは八メートルくらいか。
そしてそこに、封印された最悪の翼人がいる。
「設置完了」
「では爆破」
カチッ
ドンッッ!!!
岩山が吹き飛ばされる。
そこに大きな穴が開き、機材で瓦礫がどかされていく。
「なるほど、予想通りですね」
そしてそこに、時空の歪みがあった。
「翼人すら封じ込めるほど強烈な時空の歪み。なるほど、有効な手ですね」
そう言いながらも、また別の機材を用意させてそれをこじ開けようとする。
その別の機材にはフラスコのようなガラスのケースがあり、そこに銀白のエネルギーがたっぷりと詰まっていた。
「このエネルギーならば相当歪みを正せるでしょう。そこに翼刀の一撃を入れれば、確実にゲートは開きます・・・・さあ、大願成就の時は近いですよ」
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砲撃艦
ウェポンメモリ暴走体
今までの実験体となっていた渡航者二十人の身体を使ったものだ。
渡航者の能力は死体に残らない。
しかし、それでも体質というものがあるのだろう。
彼らは世界に干渉しやすい身体なのだ。
そして、彼らは死にながらもその体を利用されていた。
その暴走体のコアとも呼べる場所
艦体のど真ん中だ。
そこに、二十人の「死体」があり
ザっ
一人の男が、侵入してきた。
「何やってんだあのヘタレは」
そして
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エネルギーを照射し始めた機材を眺めるレジェス。
しかしふと何かが気になり、上空を見る。
(なんでしょう・・・・これは・・・・おや?)
上空の砲撃を眺めるレジェス
その光景から、一本の砲撃が消えた。
それは小さな光線ともいうものだったが、確かに消えた。
そしてそれはそれだけに止まらず、一本、二本と次々に消えていく。
「なにが・・・・・!?」
そして、自分たちよりも先に進んでいた砲撃艦を見、驚愕する。
艦体が、崩れて行っている。
まるで結合が解けてしまったかのように、ガ
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