第四章 RE:BIRTH
航行中の超砲撃
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その遥か数万キロの彼方
そこに、巨大な時空の穴が開いていた。
そしてそこから飛び出してきているのはやはり巨大なものだった。
長さにして、瞬風の四倍くらいか。
三角錐を思い浮かべていただけるだろうか?
それを横にし、軸が地面と平行になった感じのモノが、そこから飛び出してきている。
そしてその三角錐の先端に、メインの巨大な砲首が備え付けられていた。
メイン、というのは
ガギャンガギョンギャギョンッッ!!
その三角錐が、すべて砲首で構成されていたからである。
モノによっては、砲台である。
モノによっては、機関砲である。
モノによっては、銃口である。
モノによっては、魔力砲台である。
モノによっては、大砲である。
モノによっては、電磁砲である。
モノによっては、レーザー砲である。
あらゆる「砲」と呼ばれる物で構成されたその三角錐は、ある一点に向かってその先端を向けいている。
肉眼はおろかレーダーでも捉えられないような遥か彼方に存在する瞬風に、その先端の照準をピタリと、寸分の狂いもなく合わせていた。
そしてその脇から、一隻の時空航行船が現れてきた。
「これで邪魔は入りませんね」
「にしてもウェポンメモリの暴走体をこうも上手く使うとは・・・お前は天才か」
「知ってます。というか今までの失敗作を使えばこれくらいはできます」
―――暴走も、探知も、ね
そう小さくつぶやいて、船が目的地に向かう。
行く者
追う者
解き放つ者
止める者
絶望する者
それを救いたいと望む者
様々な様相を持ち合わせ、船は先に進んでいく。
決して織り合わない彼らだが、向かう先は同じ場所だった。
そしてそれは、一人の封じられしもとへと
止めることは
出来るのだろうか
解き放つことは
to be continued
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