第四章 RE:BIRTH
航行中の超砲撃
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!!」
それでもいい線行きそうだけどなぁ、と蒔風は思ったが口には出さない。
考えてみれば気力弾は打てなくても拳の衝撃は飛ばせるのだ、こいつ。
そんな話をして、十分。
その時
『高エネルギー反応!!十時の方向からSSランク級砲撃!!!』
「なに!?」
艦内放送が響き渡り、アラームが一斉に鳴り響いた。
それを受け、走り出す蒔風。
そしてデッキに到着すやいなや、即座に状況の報告をさせた。
「どこからの攻撃だ!?」
「わかりません!!レーダーに反応なし!!」
「肉眼でも目視できんだと・・・・!?」
「被弾します!!」
ガォオウッッ!!!
報告と共に、飛来した砲撃が瞬風に命中、その機体を大きく揺らした。
戦艦瞬風は「EARTH」唯一の戦艦ともあって、かなりの硬度を誇る。
しかし、それはあくまでも「通常の戦艦と比べて」であり、砲撃をいくつも受けて大丈夫ということにはならない。
「超々遠距離高度精密砲撃!?」
「先頭部外壁67%を損傷!!」
「第二波きます!!!同じく十時の方向!!」
『蒔風!!』
次砲飛来の報告。それと同時にモニターが開いて、そこにすでに変身した天道総司が、ハイパーフォームになって映し出されてきた。
『俺が止める。反動に気を付けてくれ』
「ちょ、お前まさか!!!」
《ALL Zector Combine!!》
「ッ!!総員衝撃に備えぇ!!とんでもないのが来るで!!」
デッキの蒔風が言葉が出ないうちに、はやてが艦内に叫びかける。
もしも本気で天道が撃つつもりなら、かなりの衝撃が来るはずだ。
一方瞬風の額と呼べるだろう場所に立つカブトハイパーフォームが、その手にパーフェクトゼクターを手にして砲撃に向けてまっすぐ構えた。
そしてそのエネルギーがタオキン粒子となって先端部に渦巻いていき、荒れ狂う竜巻となって撃ち出されていく。
『(ガシャコッ!!)マキシマムハイパーサイクロン・・・・!!!』
ドッグォア!!!!
凄まじい轟音と衝撃を伴い、大気を巻き込みながらそれと砲撃が真っ向から命中した。
ガゴォン!!
「ウォオオオオオオオオおお!!!!」
カブトの背面からは反動を殺すために甲虫の羽根状のエネルギーが噴き出しているが、それでも瞬風がかなり大きく揺れる威力だ。
すでに第一波でヒビの入った瞬風の外壁がバキン!!といってさらに砕け、カブトの脚がくるぶしあたりまで埋まっていく。
しかし拮抗しぶつかり合う砲撃は、どうやらカブトの方が強いようだ。もうすぐ
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