暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
航行中の超砲撃
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
!!」



それでもいい線行きそうだけどなぁ、と蒔風は思ったが口には出さない。

考えてみれば気力弾は打てなくても拳の衝撃は飛ばせるのだ、こいつ。



そんな話をして、十分。



その時




『高エネルギー反応!!十時の方向からSSランク級砲撃!!!』

「なに!?」


艦内放送が響き渡り、アラームが一斉に鳴り響いた。

それを受け、走り出す蒔風。




そしてデッキに到着すやいなや、即座に状況の報告をさせた。



「どこからの攻撃だ!?」

「わかりません!!レーダーに反応なし!!」

「肉眼でも目視できんだと・・・・!?」

「被弾します!!」

ガォオウッッ!!!



報告と共に、飛来した砲撃が瞬風に命中、その機体を大きく揺らした。


戦艦瞬風は「EARTH」唯一の戦艦ともあって、かなりの硬度を誇る。
しかし、それはあくまでも「通常の戦艦と比べて」であり、砲撃をいくつも受けて大丈夫ということにはならない。


「超々遠距離高度精密砲撃!?」

「先頭部外壁67%を損傷!!」

「第二波きます!!!同じく十時の方向!!」

『蒔風!!』


次砲飛来の報告。それと同時にモニターが開いて、そこにすでに変身した天道総司が、ハイパーフォームになって映し出されてきた。



『俺が止める。反動に気を付けてくれ』

「ちょ、お前まさか!!!」

《ALL Zector Combine!!》

「ッ!!総員衝撃に備えぇ!!とんでもないのが来るで!!」


デッキの蒔風が言葉が出ないうちに、はやてが艦内に叫びかける。
もしも本気で天道が撃つつもりなら、かなりの衝撃が来るはずだ。


一方瞬風の額と呼べるだろう場所に立つカブトハイパーフォームが、その手にパーフェクトゼクターを手にして砲撃に向けてまっすぐ構えた。
そしてそのエネルギーがタオキン粒子となって先端部に渦巻いていき、荒れ狂う竜巻となって撃ち出されていく。



『(ガシャコッ!!)マキシマムハイパーサイクロン・・・・!!!』

ドッグォア!!!!


凄まじい轟音と衝撃を伴い、大気を巻き込みながらそれと砲撃が真っ向から命中した。


ガゴォン!!

「ウォオオオオオオオオおお!!!!」


カブトの背面からは反動を殺すために甲虫の羽根状のエネルギーが噴き出しているが、それでも瞬風がかなり大きく揺れる威力だ。
すでに第一波でヒビの入った瞬風の外壁がバキン!!といってさらに砕け、カブトの脚がくるぶしあたりまで埋まっていく。

しかし拮抗しぶつかり合う砲撃は、どうやらカブトの方が強いようだ。もうすぐ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ