第四章 RE:BIRTH
航行中の超砲撃
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レジェス。今ンとこ問題ないな。このままなら予定通りにつける」
「だけど・・・っとこれこれ、どーします?まだかなり離れてますが」
「・・・・おや、「EARTH」ですか・・・」
「これでもぶっぱなしとくか?」
「そうですねぇ・・・・ついでにこっちでも行きましょうか」
「おぉ、えげつない」
「我々の最終段階です。幾数世代に及ぶ祈願の成就です。邪魔などさせません―――」
―――今度ばかりは、牙を剥かせていただきますよ。
カチッ、ピッッ!!!
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「おー、精が出てるねェ」
「あ、蒔風」
瞬風内の訓練室。
そんなに広くないその場所で、唯子が川神百代と組み手をしていた。
そこにひょっこりと顔を出しに来た蒔風を、唯子が見つけて声をかけた。
「どうしたのよ」
「いや、まだ時間もあるし暇だから歩いて回ってた。この艦初めてだし」
「ふーん」
「蒔風!!」
「うぉう!?な、なんだよ川神」
呑気に話している蒔風に、百代がいきなり話しかけてきた。
それにびっくりする蒔風だが、百代の顔はキラキラ輝いていた。
「こいつすごく強いな!!いやぁ、もう楽しくてしょうがない!!」
「自分は汗一つかかないでよく言うわよ・・・・」
タオルで汗を拭き、水分を補給する唯子が口を出す。
確かに、百代はまだまだいけるといった感じだが、唯子はマラソン後のように汗をびっしょりかいていた。
「あー、まあ川神には“フォルス”が入ってるからな。骨の髄まで“No name”のお前じゃどうしたって差は出るさ」
「じゃあ勝てないの?」
「そうとは限らないな。あくまで総合的な力の差だから、一撃でも入ればそこから多分叩き潰せるだろ」
ようはスタミナと耐久力の違いで、唯子の攻撃も十分に強いのだから命中させられれば勝てるとのこと。
現に百代も、さっきの組手ではギリギリだったらしい。
「あのパニッシャ―パンチだったか?あれはまずいと思ったな」
「あぁあれな。「なんであんな威力が出るのかよくわからないパンチ」略して「意味不明パンチ」な」
「意味不明ゆーな。まあ自分で「パニッシャー」言ってても恥ずかしいけど」
そう言って椅子に座る唯子。
どうやらここまでにして、到着までの時間は休憩にするらしい。
「今度は全力で、外でやろうな!!」
「やめて・・・百代さっき気力弾が撃てるとか言ってたじゃない・・・・」
「撃てないのか?」
「撃てないわよ
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