第四章 RE:BIRTH
航行中の超砲撃
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で行っていた。
今回は対策も立てられている。
恐らくは大丈夫だろう。
『どうやら翼刀は俺たちの模造戦士との戦いを幾度となく繰り返していたらしいしな』
「私たちの攻撃も、なんだか最初からわかっていた動きもありましたもんね」
『だがさすがにこれらのメンバーを相手にして、翼刀を止められないことはないだろ。そしたら一気に相手を捕縛して終いだな』
ちなみに、ティアナはさっきまで翼刀のデータをスカリエッティに見せに行っていた。
結局収穫はなかったわけなのだが、彼が言うにはこの技術はなんだか覚えがあるような気がするらしい。
『それどういうことだ?』
「スカリエッティの技術は人体改造と生成。まあ通じるところがあるってことなんじゃないですか?」
『・・・だが相手はその改造法を「前時代的」だって斬り捨ててたからな・・・・』
一体どれだけの技術力を持っていたのだろうか。
十数、いや、下手をすれば三ケタに届くかもしれないほどの世代を超えて続けられた狂気の研究。
それによって積み上げられた技術は生半可なものではない。
『うちの技術陣は?』
「技術陣と言っても、人体改造に精通した人間はいませんよ」
『学園都市は?』
「送りましたが、返答はまだです」
『間に合いは・・・』
「しないでしょうね」
そりゃそうか、と蒔風がため息をついてから、ティアナに礼を言ってどうするかと伸びをする。
ティアナの方も同じように、ギィっ、と椅子の背もたれに体重をかけた。
こちらでの準備も大変である。
蒔風は万が一、と言っていたが、相手の技術が今までのですべてだという確証はないのだ。
今向かってるメンバーが負けるのならば、恐らくそれ以上戦力を投じても無理だろう。
だったら、こちらに残ってもらってその「もしもの時」に備えておいてほしいというのが蒔風の考えだった。
『全員で行っても負ける時は負けるからな』
「そんなこと・・・・と言いたいですけどね」
『可能性は捨てられないさ』
そう言って、健闘を祈りますとティアナが通信を切る。
残ったモニターに、地図と瞬風の現在位置が映し出された。
この戦いは、ただでは終わらない気がする。
なんとなくだが、ティアナはそれを感じ取っていた。
全員、無事で戻るといいのだが。
モニターを見上げる。
彼らが到着するまで、あと二時間
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「動力はどうですか?」
「おーう、
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