第四章 RE:BIRTH
YO・KU・TO
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ニターが光ってる中、メインの大型モニターにクロノの顔が大きく映っていた。
それに応えるのは蒔風である。
「悪い。だけど次元世界の海を調べるならそっちの方が適任だろ?餅は餅屋だ」
『まったく・・・だがこれはうちとしても猶予すべき事態だ』
「つまり見つけたんだな?」
『ああ』
クロノと、蒔風が会話を進めていく。
『船は見つかったが、遅かった。このままだと次元世界に入るぞ』
「そこまでわかれば大丈夫だ。で?どこの世界だ?」
『・・・・ここだな』
そう言って、クロノが地図を出してその一点を移す。
それは、この世界の世界地図そのまんまだった。
「ここか!?」
「そう。最大世界“No name”。そこが、奴らの目的地だ」
世界が混ざった際にミッドチルダも地球も混ざってしまったため、その広大さも含めてこの世界は「第一」ではなく「最大」世界と呼ばれている。
我々の知る世界地図とは比べ物にならない広大さで、トゥスクルやミッドチルダは当然のこと、ミッドガルや魏、呉、蜀の風体を持つ地域まであるくらいだ。
そして、彼らが向かう先は
「封印地域・・・・・!!!」
『「EARTH」からの要請で即座に封印指定した土地だ』
「・・・・まあ・・・・「あれ」を復活させるならそうなるだろうな。この世界に来てても不思議じゃない」
『奴らの到着予想時刻は6時間後だ。間に合うか?』
「ちょうど同じくらいだろうな・・・・」
あの施設の戦いから、すでに六日ほどたっている。
相手もこちらも準備が整っている分、先に向かっていたあちらの方がやや早いだろう。
「だが行かなきゃならない。世界は・・・・破壊させない」
そうして、銀白の翼がその部屋を出る。
目的地は、見えた。
敵は、最悪の「あれ」を復活させる気だ。
to be continued
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