第四章 RE:BIRTH
YO・KU・TO
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内のアンちゃんはそっち方面の法律も勉強していたし。
影響はいろいろあったが、大騒動にはならなかった。
この組織は「世界の管理者」だった女性が後押しし、トップには翼人がついているらしい。
・・・・・・翼人?
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あれから、クリスタルでできた戦士との訓練が増えてきた。
前は同じような人型で強さが違ったり、攻撃方法が違っただけなのだが、これは完全にオリジナルがいるようで特有の攻撃などでかなり手こずってきた。
中にはテレビで見た、「EARTH」のメンバーだという人間の物や、時空管理局の制服みたいのも見えた。
あの日から俺は考えていた。
翼人
頭にあった基礎知識によると「翼を持った人間」くらいのことしかわからなかったが、恐らく俺が戦った仮想敵も翼人なのだろう。
だったら俺の敵は「EARTH」なのか?
だが「EARTH」は世界を崩壊から守った精鋭の集まる組織らしい。
まさかそんなことをするとは思えない。
まあ一介のガキでしかない俺の考えでは及ばないこともあるのかもしれないが。
研究所の人たちに聞いたら「君の敵は翼人だが、「EARTH」ではないよ」といわれた。
なるほど、翼人と言っても色々あるそうだ。
人間にも善い人悪い人がいるんだし、当然と言えば当然か。
だけど、気になる。
きっと反抗期だったのだろう。
ほら、言われただけじゃ納得できない時期ってあるだろ?
テレビとかに影響されて何か裏があるんじゃないかー、とか馬鹿なこと考える時期とか。
多分俺はそうだったんだと思う。
俺は研究所の中を調べた。
そして悲しいかな。
俺の浅はかな考えは、まさか的中していたのである。
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そこから記憶が飛んでいる。
いやまあ、覚えてないわけではないのだが・・・・
研究所に行って何かをしたのは覚えている。
しかし、記憶の中ではそれはいつもの通りの修行だった。そういう意味では俺は「覚えている」
だが、胸が騒ぎ出していた。
この感じは嫌な感じだ。多分、俺の記憶は正しくない。
一瞬だけ「厨二病か?」と考えたが、今まで鍛えてきたのは伊達ではない。
この感覚は確実なものだ。
俺は、研究所に対していい感じを持っていなかった。
初めてだ。
こんなこと。
確かめる必要があ
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