第四章 RE:BIRTH
断罪
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「何を見た?」
「最悪だ」
蒔風が、単刀直入にその「最悪」の名を言う。
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「ふむ、これだけの翼人エネルギー。しかも願いの物とするならば、あの封印も解けるでしょう」
「で?あっちの方はどうすんだよ。今は何とか抑えてるけどあんなもん応急処置だぜ?」
敵機関の所有する次元航行船。
その中で、トップらしきあの男と、先ほど翼刀を攫った男が話していた。
「いずれ洗脳も完全に解ける」
「ええ。音撃の攻撃データから模造戦士での戦闘は受けさせていましたが、その特性まではコピーできませんでしたからね。対処してませんでしたし」
「どうするんだ?リョウマ」
「どうにでもしますよ。あと、私のことを名前で呼ばないでください」
「ヘイヘイわかったよレジェス」
リョウマと呼ばれた男が呼び名を訂正し、男がつまらなそうに呼び方を変える。
別段その名前に嫌なことがあるわけでなく、ただ「名前で呼ばれる」ということ自体が気に入らないだけのようだ。
「さあ、完成させましょう。対抗する力は出来ました。やっとあれを使えます」
次元の海を、船は進む。
その先に、あるものは――――
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「・・・・・聞いた覚えがないな」
「そりゃな。俺だって話に聞いただけで知ってるわけじゃない」
「だが・・・その話が本当なら相当まずいぞ」
「絶対に、止める」
そう言って点滴を抜く蒔風。
少し足が揺れるが、問題はない。
クラウドも包帯の上に服を着て、ベッドから立つ。
胸が少し軋むが、問題はない。
施設の中から、様々なものが運び出されていく。
相手の、思惑とは
to be continued
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