第四章 RE:BIRTH
「死」という恐怖
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たんだから!!!」
「貴女の話では鉄は貴女の声にも、姿にも、何にも反応しなかったのでは?」
「そうだけど!!!でも何もしないなんていられない!!!わかるでしょ!?」
「そんな状態で向かってどうする!!今外は・・・・」
「いや、急いでいこう、星」
星なりの考えで唯子を止めていたのだが、蒔風はとにかく急いで外に向かおうとする。
その蒔風に、星が聞く。なぜそこまでして向かうのかと。
「舜の身体も無事とは到底言えない状態。そんな状態で、何かできるとお思いか!!」
「必要ならこの命捨てよう。だが、今やるべきは俺じゃない。彼女だ」
「わたし?命捨てるの?」
「いや、そこまでじゃなくていい」
蒔風の視線に、唯子がきょとんとする。
何もできないというのは自分でもわかっていた。
ただ何かをしなければならないと思っていたぐらいだ。
しかし、蒔風は彼女にやるべきことがあるという。
「ヒビキさんを連れてきてくれたのは良かった・・・・これなら何とかなりそうだ」
その小さな言葉で、蒔風が先に進んでいく。
「安心してくれ、唯子。鉄翼刀は、必ず救う。そして、それにはお前の力が不可欠だ」
満身創痍ながらも、蒔風の頭には勝利が見えていた。
はたして、それは現実にできるのか。
to be continued
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